学資保険いつ入る?加入タイミングで差がつくってホント?
「うちも学資保険加入しようかな!」と思いたったら気になるのは、どのタイミングで加入すべきか、ということ。
今回は、学資保険の加入タイミングについて考えていきましょう!
何歳で加入するのが一番得なの?
結論からいえば、加入時期としては早いに越したことありません。
教育資金積立の目的であれば、いつまでにいくら貯めるか、どの時期にいくら必要なのかを考えましょう。
仮に18歳で200万円貯めようとした場合、0歳で加入して
200万円 ÷ 18年 ÷ 12ヶ月 ≒ 月1万円
です。
スタートが遅くなればそれだけ月々の積立額を増やす必要がでてしまいます。
ちなみに学資保険のなかには、22歳満期など満期を引き延ばして返戻率を高く設定している商品もありますので注意が必要です。
いつ、いくらお金が必要なのかを考えて選ぶ必要があります。
18歳時に祝い金が少ないようなタイプでは大学入学時には役に立ちませんからね^^;
大学に限らず、高校や中学への進学時にはそれなりの入学準備が必要です。
多くの保険会社の学資保険の満期日は、満年齢を迎えた後に訪れる契約応当日とされています。
その子の誕生日は満期日と関係がありません。
契約日の年単位の応当日が満期日となりますのでご注意ください。
たとえば3月生まれの子が5月に加入した場合、18歳で受け取れる祝い金は「満18歳になった年の5月」に支給となるので、2〜3月が支払期限の入学金等を保険金では賄えなくなっていまいます。
大学の場合、AO入試では早い大学だと高校3年の夏休み前から出願、夏休み期間中に入試を実施という学校もあります。
推薦入試でも高校3年の10〜11月に出願、入試となっているようです。
推薦で進学が決まるのは11〜12月ごろで、合格日から2週間以内やそのくらいで入学金を支払わないといけないようです。
満期月が入学金等の支払期限に間に合わない場合でも、学資保険から契約者貸付を受ける方法もあります。
いったん、借りられるだけの貸付を受けて、満期を迎えた後に満期金から貸付金額(と利息)を差し引いた金額を受取るのです。
この方法なら、利息を支払う必要はありますが、解約してしまうよりは受取額は多いはず。
満期直前であれば、解約返戻金も元本を超えているケースがあるかもしれません。
保険会社によっては、このような誕生月によって受取金が入学金に間に合わないといった不都合を避けるべく、「17歳受取」とする学資保険を販売しています。
また大学入学後の留学費用の準備などに便利な「20歳」や「22歳」に満期(給付金支払)を設けている学資保険もあります。
例えば、ソニー生命の学資保険の満期パターンは 17歳・18歳・20歳・22歳の4パターンで、給付金支給年齢は、
Ⅰ型では、12歳、15歳、17歳または18歳、20歳、22歳(満期により異なる)
Ⅱ型では、17歳または18歳、20歳または22歳(満期金のみ)
Ⅲ型では、18歳〜22歳まで毎年一定額
です。
アフラックの「夢みるこどもの学資保険」は、22歳が満期で15歳に一時金の給付があります。
フコク生命「みらいのつばさ」ステップ型は、22歳が満期で給付金の支給は3歳、6歳、12歳、15歳、18歳、20歳、22歳と数回に分かれています。
加入を先延ばしにしてるとこんなデメリットも・・・
学資保険には、被保険者である子の年齢によって加入制限が設けられています。
主要保険会社の学資保険について、加入できる年齢の範囲をまとめると次の通りです。
ソニー生命(学資保険スクエア) :0〜3歳/5歳/9歳/11歳/13歳
アフラック(夢みるこどもの学資保険):0〜7歳
フコク生命(学資保険みらいのつばさ):0〜7歳
日本生命(ニッセイ学資保険) :0〜8歳
第一生命(Micky):0〜8歳
住友生命(こどもすくすく保険):0〜9歳
明治安田生命(こどものほけん):0〜6歳
かんぽ生命(新学資保険) :0〜12歳
一般的には小学校低学年までが加入できる目安のようですね。
これ以降になると、加入することができる商品自体がぐっと減ってしまいます。
加入年齢に「0歳〜」とありますが、妊娠中から契約することが可能です。
子どもが0歳と6歳では、6歳のときのほうが契約者(親など)の年齢も高くなっているため、それだけ保険料が高くなります。
実際問題、小学校入学後は塾や習い事や何かとお金がかかりますので、小学校から学資保険に加入すると、保険料負担が家計を圧迫する可能性があります。
ただでさえ出費がかさむのに、小学校で加入すると保険料の積立期間が短くなるので、月々の保険料負担が大きくなってしまいます。
逆に、子どもが小さいうちに保険料を払い終える設計の学資保険もあります。
おすすめなのがアフラックの「夢みるこどもの学資保険」。
10歳払い済みで返戻率が高く、学資保険で唯一クレジットカード払いができる保険です。
学資保険の返戻率が高いというのは、満期まで保険料を払い込んだ場合のみです。
中途解約をした場合、払込保険料総額を大きく下回ることが予想されます。
加入の際は、満期まで継続できる保険料水準を慎重に検討しなくてはならないですね。
次回の更新では、2人目、3人目のお子さんの学資保険を考えている方のために、兄弟がいる場合の効果的な学資保険の加入の仕方について見ていきたいと思います。