ソニー生命学資保険の評判は?他社の学資保険よりおすすめ?

学資保険(こども保険)は一般的に学資金の貯蓄のために活用され、「貯蓄性のある保険」と言われます。

ソニー生命の商品「学資保険スクエア」は他社に比べて貯蓄に有利と評判でしたが、一番貯蓄性が高く人気のプランであった「Ⅲ型」は2015年5月をもって販売を停止してしまいました。

とはいえ、現在販売中のプランも他社に比べて決して悪くはありません。

十分検討の余地はあるので、詳細をみてみましょう。

「いつ保険金を受け取りたいのか」でプランを選ぶ

ソニー生命の学資保険にはⅠ型とⅡ型の2種類あります。

それぞれの学資金受取イメージと返戻率(支払う保険料総額に対して受け取れる学資金総額の割合)等をまとめてみました。
※いずれも〈契約者30歳男性、被保険者(子ども)0歳、保険料払込期間18歳まで〉のケースです。

受取イメージと返戻率

【Ⅰ型】中学・高校入学時に祝金、大学入学時に満期学資金(満期保険金)を受取るプランです。

〈受取パターン〉

12歳15歳18歳
36万円36万円120万円


月払保険料:8,448円
受取学資金総額:192万円
返戻率:105.2%

【Ⅱ型】もっとも教育費が必要となる大学入学時に満期学資金を受取るプランです。

〈受取パターン〉

12歳15歳18歳
なしなし200万円


月払保険料:8,448円
受取学資金総額:200万円
返戻率:109.1%

Ⅱ型の方がお金を長く積み立てておける分、その間に保険会社が運用利益を出せるので返戻率が高くなります。

ですが返戻率だけに気を取られず、進学ごとに学資金を受け取りたいのか、大学入学時だけでよいのかを明確にしてプランを選びましょう。

また、ソニー生命の学資保険は「5年ごと利差配当付学資保険」ですので、契約後6年目から5年ごとに契約者配当金が分配されます。

契約者配当金とは、保険会社が出した運用利益の一部を学資保険金とは別に契約者に分配するものをいいます。

ただし、分配される金額は経済情勢によって変わるので、確定されたものではありません。

保険料を安くするための「保険期間と保険料払込方法」の選び方は?

保険期間は

●17歳満期
●18歳満期
●20歳満期
●22歳満期

の4種類から設定できます。

保険期間を延ばすほど、つまり満期を遅らせるほど月払い保険料は安くなります。

保険料の安さを優先するために満期を遅らせる手もありますが、満期を遅らせただけ満期保険金を受け取るのが遅くなってしまいます。

必要なときに教育資金が手元にない!という状態にならないよう注意しましょう。

保険料の払込方法は

●月払い
●半年払い
●年払い
●一時払い

の4種類から設定できます。

保険料は「まとめて払う」ほど保険料が安くなります。

余裕があれば、月払より年払い、一時払いも検討したいですね。

付加できる特約

ソニー生命の学資保険には、医療保障などの特約はついていません。

高い返戻率である分、保証を減らし、スリムな学資保険になっています。

ただし、保険契約期間中、契約者に万が一のことがあれば以降の保険料払い込みは免除され学資金は当初の予定通り受け取れる「保険料免除特約」の機能はついています。

他社の学資保険と比較

学資保険ランキングで上位の学資保険と、ソニー生命の学資保険を比較してみます。

フコク生命学資保険「みらいのつばさ」 との比較

払込保険料総額学資保険金受取総額返戻率
ソニー生命
【Ⅱ型】
1,831,680円200万円109.1%
フコク生命
【ジャンプ型】
1,814,988円200万円110.1%

(契約者30歳男性、被保険者(子ども)0歳の場合)

フコク生命学資保険「みらいのつばさ(ジャンプ型)」とソニー生命学資保険(Ⅱ型)を同条件の学資保険プランとして比較した場合、返戻率はフコク生命の方が高くなります。

[macth url=”https://www.money-book.jp/2398″]

ですが、フコク生命は大学進学時(18歳)に100万円、大学4年時(22歳)に100万円を受け取るプランであり、ソニー生命は大学進学時(18歳)に200万円を一度に受け取れるプランになります。

返戻率よりも大学進学時にまとまったお金を受け取れるという方が良い方には、ソニー生命の学資保険の方があっていますね。


関連記事

記事一覧

保険ランキング

がん保険

生命保険

医療保険

老後破産

学資保険

保険会社の評判

個人年金保険

保険の見直し

損害保険