株を始めたい学生は必見!口座開設の方法・少額資金での運用・勉強方法まで伝授

学生でも株を始めてみたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

学生なので、まだ学費など金銭面でも親に頼っている人多いですよね。

でも、自分でアルバイトで稼いだ資金の一部などで、株をやってみたいと思ったりしていませんか。

学生のみなさんが株を始めたいけど、「何から始めたらいいのか」わからないことが多いですよね。

株を始めるには、まず証券会社に口座開設を行います。

ネット証券にとりあえず口座開設はしたけれど、「どのように株の取引をしたらいいのか」「どのような株の銘柄を選んだらいいのか」困っていませんか。

そこで、学生が株を始めるには、「どのように株を始めたらいいのか」「どこの証券会社に口座開設をしたらいいのか」「学生が株を始めるメリット・デメリット」「学生が株を始める時の注意点や知っておくべきこと」などについて説明します。

証券会社に口座開設するのに未成年の場合は、親の承諾が必要

株式の売買を行うには、銀行ではなく、証券会社に口座を開設することが必要です。

同じ学生でも成人している人と未成年の人では、証券会社に口座開設をする際に対応が異なります。

成年の場合は、口座開設においては特に制限はなく、親の承諾は必要ありません。

株式の売買についても、全て自己責任で行うこととなります。

しかし、未成年の場合は、株の口座開設をする際に、親の承諾が必要となります。

株の口座開設をする際に本人の口座だけでなく、親も同じ証券会社に口座を保有する必要があります。

未成年でも取引できる証券会社は実は多くはなく、全ての証券会社で、未成年者が株式の売買をできるというものではないのです。

未成年者が口座開設する際には、どこの証券会社であっても、親権者との続柄の確認書類と親の同意書が必ず必要となります。

同意書の内容は、未成年の子供が成人になるまでの期間、親権者が子供の代理で取引を行うということです。
未成年者の取引の責任は、親権者の責任において管理するという、親権者の責任を明確にしています。

必要書類に関しては、口座開設予定者の本人確認書類はもちろんのことですが、親権者であることを示す確認書については、住民上や健康保険証、母子手帳等、証券会社が指定する確認書を提出する必要があります。

必要書類は一点でいいのか、二点必要なのか等と各証券会社によって異なる場合がありますので、口座を開設する予定の証券会社にお問い合わせ頂ければと思います。

未成年が口座開設を行うには、親も同じ証券会社に口座を保有する必要があるので、証券会社NO1のSBI証券なら口座開設されている可能性も高いのではないでしょうか?

口座開設をしていなくても、SBI証券ならオンラインで申し込みした場合は最短3日間ですぐに口座開設できます。

学生にオススメのSBI証券

未成年でも口座開設が可能で、なおかつ資金のあまりない学生にとって手数料が安いSBI証券会社がオススメです。

口座開設数は2018年の3月時点で400万口座突破しており、国内株式の個人売買の4割はSBI証券からの発注です。

国内最大規模のネット証券会社なので、はじめて口座開設するならSBI証券は持っていて損はありません。

SBI証券は取引手数料も業界最狭水準で、1日10万円までの約定代金なら何度取引しても手数料無料です。

通常株式の売買を行うときは手数料が毎回掛かるので、オトクに取引できるSBI証券は学生におすすめです。

株の資金は誰が負担するのか

証券会社での口座開設が無事完了したとしても、誰が運用資金を出すのかは大変大きな問題となります。

学生が、自らアルバイトなどをして貯めたお金があり、お年玉やお小遣いをこつこつ貯めた自分名義の預貯金があれば話は簡単ですが、親が投資資金を援助するとなると、金額によっては贈与税がかかる場合があり、注意しなくてはなりません。

贈与税とは、個人から財産をもらったときにかかる税金のことをいいます。

基礎控除額は年間を通して110万円です。

年間110万円以内の贈与であれば税金はかかりません。

例えば、300万円を親権者から子供に対して贈与する際、1年間にまとめて300万円を贈与すると贈与税がかかりますが、3年に分割して毎年100万円ずつ贈与したとすると、贈与税はかかりません。

なお、贈与税を納める必要がある際は確定申告が必要となります。

重要な点として、扶養控除の問題があります。

学生が扶養に入っていると、親権者等が扶養控除を受けることができます。

学生が株式投資で得た利益も、親の所得に左右する場合がありますので、注意が必要です。

特定口座(源泉徴収あり)を利用すると、証券会社が投資家の面倒な確定申告の代わりに納税手続きを代行してくれます。

楽天証券では82%の方が、口座開設をする際に「特定口座(源泉徴収あり)」を選択しています。

楽天証券

学生のうちは、扶養から外れた場合は扶養している人が「配偶者控除」「扶養控除(特定扶養控除)」などが利用できなくなり扶養者の税金も高くなります。

そこで扶養からはずれない「源泉徴収ありの特定口座」の、楽天証券の口座開設をオススメします。

専門学生や大学生の場合、株式投資の利益が年間で合計38万円を超えると扶養から外れてしまいますが、「源泉徴収ありの特定口座」の口座開設をすると、いくら利益がでても源泉徴収されるので扶養から外れるのを防ぐことができます。

源泉徴収された利益は、所得金額の計算から除外されるためです。

学生など、扶養になっている人の場合は、特定口座の源泉徴収ありがオススメです。

学生が株をはじめるにあたり、知っておきたいメリットやデメリット

学生が株をはじめることで、利益を出したり、経済に興味を持ったり、就職活動をする上でも様々なメリットがある一方、損失リスクなどのデメリットがあります。

そこで、株式投資を始める前にこそ知っておきたいメリットやデメリットについて説明します。

メリットについて

一つ目は、大きな利益を出せる可能性があることです。

銀行の普通預金に預けていたとしても、ほとんど利息がつかず、大きく利益を上げることはまず不可能といえます。

しかし、株式投資は元本が毀損するリスクはありますが、値動きが大きく、うまくいって大きな利益を上げることができれば、アルバイトの回数を減らすことで学業に専念する時間を増やすことができ、奨学金の返済に充てることもできるかもしれません。

二つ目は、経済や世界情勢に強くなれることです。

株式市場は国内情勢、世界情勢にも大きく影響されます。

特に、昨今の北朝鮮のミサイル問題や、米国の経済政策、各国の中央銀行による金融緩和政策の行方などは、極めて重要なポイントです。

株式投資で生き残るためには、このような問題について勉強をする必要があります。

株式投資をきっかけに積極的にアンテナを張れるようになれば、時事問題に強くなり、就職活動などにおいても有効に生かすことができ、視野も広がるのでははないでしょうか。

また、株式投資を通じて、様々な企業を知ることも出来ます。

人生の中でも学生時代に株式投資を行った経験は、大きな財産になると思います。

デメリットについて

一つ目は、株式投資は大きく利益を上げられる一方、大きく損失を被る可能性があることです。

特に、学生は主な収入源はアルバイトだけですから、予想以上に損失を出してしまうと、学業に大きな影響を与える可能性があります。

損失が出た場合に、挽回しようとするあまり、奨学金をつぎ込んでしまってさらに損失を出してしまって大学を辞めざるをえなくなってしまったという方もおられます。

特に信用取引や日経平均先物などは、レバレッジが大きいため、短期間で大きなリターンを得られる可能性がありますが、逆に短期間で大きな損失を抱えてしまうという可能性も秘めています。

特に、現物の株式投資だけであれば投資した元本以上に損失が出る可能性はありませんが、信用取引や日経平均先物などでは投資した元本以上の損失を出してしまうことがあるため、特に注意して頂きたいと思います。

二つ目は、株式投資にのめりこんでしまいすぎると、学業がおろそかになり、株式投資のこと以外への興味が減衰してしまう可能性があります。

「過ぎたるは及ばざるが如し」といいますが、しっかりと勉学に励み、将来への夢についても忘れぬように投資とお付き合いして頂ければと思います。

また、学生時代にしか経験できないことがありますし、何よりも自由に時間が使える期間は一生涯を通じても極めて限定的な期間です。

学生の本分である勉学に励むことは忘れないで頂きたいなと思います

勉強や経験は自分への投資です。

学生が株取引をした際に失敗しがちなケース

株の取引経験が少ない学生は、取引経験不足により失敗しがちなケースがあります。

失敗しがちなケースは、買いたい株についてよく調べることをしないで株を買ってしまうことです。

株を勢いで買ってしまったのはいいけれど、買ってから値下がりすることも少なくはないですので、株を買う際には事前に情報を取集して納得がいってから買うようにしてください。

また、株を買ったけれど、買った途端に値下がりし、損して株をうる「損切り」ができないケースもあります。

株を買ったときに、どこまで下がったら売却するか自分の中でルールを決めておくことも大切です。

学生は資金がないので少額資金でどのように取引したらよいのか?

投資用資金が少ない学生の場合、少額投資でどのように取引したらいいのでしょうか。

株を買うには多額の資金を用意しないといけないと思っている方も多いかもしれませんが、株式市場で上場している銘柄のうち約1400銘柄は10万円以下で購入することが出来ます。

少額取引の場合、手数料が気になるところですが、10万円以下の取引の場合、松井証券、SBI証券、楽天証券のネット証券は手数料が無料なので、利用してみてもいいでしょう。

また、通常100株単位や1000株単位でしか買えない株を1株から買うことができる「株式ミニ投資(ミニ株)」からはじめてみることもおすすめです。

投資金額が少なくても取引することは、可能なのでぜひチャレンジしてみてください。

学生は、株の勉強をどのようにしたらいいのか

全く株をやったことがない学生にとっては、どのように株の勉強をしたらいいのかわからないですよね。

そこで、株の勉強の方法について一例をご紹介いたします。

新聞であれば、「日本経済新聞」をお読みいただければよろしいかと思います。

経済の情報や質は、ずば抜けています。

企業研究をして投資したい銘柄を選ぶ際にも、「日本経済新聞」の情報はとても参考になります。

また、日本証券業協会のホームページには、動画で学ぼう!よくわかる証券投資の基礎知識が掲載されていますので、動画で証券投資の基礎知識を学ぶことができます。

ぜひ、参考にしてみてください。

まとめ

学生時代から株式投資に触れることについては、様々な視野が広がるというメリットがある一方、株式投資に夢中になって、思いがけない損失を出してしまうデメリットがあります。

証券会社に学生が口座を開設する際は、成年であれば何の問題もありませんが、一部の証券会社でしか口座開設をすることはできず、未成年の学生が口座を開設する際には、親権者の同意が必ず必要となります。

さらに、投資資金についても、子供の預貯金だけではなく親権者が贈与するということになるのであれば、贈与税にも気をつけなければなりません。

親権者と子供が株式投資を通じて、経済や海外情勢、リスクリターンの取り方について等をしっかりと話し合い、より一層絆を深めることができるきっかけとなれば大変嬉しく思います。


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