【徹底解説】クレジットカード審査落ちの原因と解決策
- 審査に落ちた理由がわからない
- 何を重視して審査をしているのか基準が知りたい
- 何をクリアすれば審査に通るの?
クレジットカードの審査落ちの理由が、カード会社から公開されることはありませんが、審査基準となる自分の「信用情報」を確認して原因を探したり、対策を取ることは可能です。
審査落ちをした原因や、審査基準を知らずにカードに申し込んでも、原因が解決できていなければ審査に落ち続けてしまうのです。
そこでこの記事では、過去に審査落ちを経験したり審査に不安を感じている人向けに、審査落ちの原因と解決策や、クレジットカードの審査基準をわかりやすく解説していきます。
この記事を読めば、あなたの審査落ちの原因と解決策が明確になるほか、審査通過のポイントを理解し今後の審査に通過できるようになりますので、ぜひ参考にしてください。
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審査に落ちる原因は限られている!審査落ちの14の原因と解決策
クレジットカードの審査落ちは基本的に14の原因に絞ることができ、自分に当てはまる原因を解決することで審査に通過できるようになります。
ここでは、審査落ちの原因となる14の項目と解決策を紹介していきます。
原因に見当がつかないという人は以下のリストに目を通した後、自分の信用情報(クレヒス)を確認してみてください。
- 収入が少ない
- 勤続年数が短い
- スマホ料金や奨学金の延滞・滞納をしている
- 多重申し込み(複数のカードへの同時申し込み)をした
- 現在カードローンやキャッシングなどを利用している
- 過去に金融事故(自己破産や3ヶ月以上の支払い延滞)をしたことがある
- これまでに一度もクレジットカードを保有したことがない(スーパーホワイト)
- 無職または生活保護を受けている
- 過去にカードを強制解約されたことがある
- 現在リボ払いを利用している
- 過去にカードを申し込んだ後すぐに解約したことがある
- 在籍確認ができなかった(カード会社からの電話に出なかった)
- 申し込みフォーム(申し込み書類)の記入ミスがあった
- 虚偽申告をした
収入が少ない
カード審査では「安定した収入と支払い能力がある」ことがもっとも重視されており、年収が100万円以下の人はカードの審査通過が難しくなります。
クレジットカードはカード利用者の信用を基に、カード会社が利用代金を一時的に建て替えてくれる仕組みです。
カード利用者の支払いは後払いとなるため、収入の低い人にカードを発行してしまうと、カード会社にとって貸し倒れのリスクを背負うことになってしまいます。
収入が少ないと審査通過が難しいのは、カード会社が申込者の将来の支払い能力を懸念し、リスク回避をしているからなのです。
- 契約社員で勤務年数も短く、収入も安かったのに申し込みをした
- アルバイトとして月収6~7万円程度だった
実際にまねーぶが実施したアンケートでも、審査落ちをした時の状況や考えられる原因として、「収入の低さ」を挙げた人がもっとも多い結果となりました。
勤続年数を増やす
現在、すでに継続した収入を得ている人は、同じ勤務先での勤続年数を増やしましょう。
審査でもっとも重視されるのは、収入の安定性や支払い能力のため、同じ職場で一定期間働いていることを示す勤続年数は安定した収入の裏付けとなり、審査に通りやすくなるからです。
- 年収が100万円を下回る人:
勤続年数が5年程度あると審査に通りやすくなる - 年収が100万円以上ある人:
勤続年数が1年程度でも審査に通る確率が高くなる
上記は、申し込むカードの種類やカード会社によって異なり、審査は収入以外の面も考慮して行われることも踏まえて参考にしてください。
年収が100万円以下でも申し込みのできるカードを選ぶ
年収が100万円程度の人でも申し込みのできる審査難易度の低いカードであれば、収入に不安のある人でも審査に通る可能性は高くなります。
本記事では、年収が100万円程度でも発行できる審査難易度の低いカードを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
キャッシング枠をつけずに申し込む
収入が少ない人は、カード申し込み時にキャッシング枠をつけずに申し込みましょう。
キャッシング枠をつけると、カード会社から収入証明書の提出を求められる場合があります。
キャッシング枠をつけなければ収入証明書の提出が不要となり、収入の低い人でも審査に通る可能性があるのです。
勤続年数が短い
就職や転職をして間もないなど勤続年数が短い場合、審査に落ちてしまう可能性があります。
審査では「安定した収入の有無と申し込み者の支払い能力」が重視され、同じ職場で一定期間働いていることを示す勤続年数の長さは、収入に安定性があることの裏付けとなります。
現在、毎月の収入があっても勤続年数が短いと審査に落ちてしまうのは、カード会社に将来の支払い能力を懸念されてしまうからなのです。
勤続年数が短いと、カード会社では「すぐに退職したり解雇されてしまう可能性もあり、利用額を支払ってもらえなくなるかもしれない」と考えて慎重に審査が行われます。
実際にまねーぶが実施したアンケートでも、「勤続年数が短い」ことを審査落ちの理由だと考えている人が多く見受けられました。
勤続年数が1年以上経ってからカードに申し込む
転職や就職をしたばかりの人は、勤続年数が1年以上経ってからカードに申し込みましょう。
勤続年数が1年以上あると、同じ勤務先から継続的に収入を得ているとカード会社に証明でき、返済能力に問題ないと判断されるからです。
リボ払いカードに申し込む
勤続年数が1年を越えるまでカードの申し込みを待てないという人は、審査難易度の低いリボ払い専用カードに申し込みましょう。
リボ払い専用カードはリボ払い手数料が発生する分、カード会社への収益性が通常のカードより高いため、審査難易度が低くなるのです。
「リボ払い専用」と聞くと不安に感じる人もいるかもしれませんが、ACマスターカードは繰り上げ返済を行うことで、リボ払い手数料をかけずに利用することもできます。
審査も他社とは異なる独自の基準で行うため、他社に審査落ちをした人でもカードが発行できる余地もあります。
3秒診断を利用すれば、申し込み前に無料でカードの発行可否を確認することもできるので一度検討してみることをオススメします。
スマホ料金や奨学金の延滞・滞納をしている
過去にスマホの分割料金や、奨学金の延滞をしている場合は、審査に落ちてしまう可能性が非常に高くなります。
スマホの分割料金を延滞・滞納したことがある
スマホや携帯電話の利用料金(分割払い)の延滞・滞納した場合、5年間は審査に通らない可能性が高くなります。
スマホ料金の分割払いは、利用者の信用を基に利用代金が後払いできる「クレジット契約」の一つとして、カード会社が審査時に参照する「信用情報」にも記載されています。
カード会社は申し込み者の「支払い能力」を重視して審査を行うため、スマホ料金であっても延滞の記録があると、カード利用時の支払い能力を懸念して審査に通過させないのです。
延滞や滞納の記録は、5年間「信用情報」に残り、その期間はカード審査に通らない可能性が高いので、注意が必要です。
ACマスターカードに申し込む
過去にスマホの料金の分割払いを2~3ヶ月以上滞納・延滞してしまった人でも、ACマスターカードであればカードが発行できる可能性があります。
ACマスターカードは、他社と異なる独自の基準で審査を行っており、過去にスマホ料金の延滞をしていても、現在安定した収入(100万円程度)があれば審査に通る余地があります。
3秒診断を利用すると、申し込み前に無料でカードの発行可否も確認できるので、過去のスマホ料金の延滞が不安な人は、まずは3秒診断を利用してみてください。
奨学金の延滞・滞納をしたことがある
日本学生支援機構の奨学金を2~3ヶ月以上延滞・滞納した場合、5年間は審査に通らない可能性が高くなります。
実は、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金の支払いを延滞や滞納した場合、カード会社が審査時に参照する「信用情報」にその情報が記録されます。
カード会社は申込者の「支払い能力の有無」を重視して審査を行うため、奨学金であっても延滞や滞納の記録があると、カード利用時の支払い能力を懸念して審査に通過させないのです。
延滞や滞納の記録は5年間「信用情報」残り、その期間はカード審査に通らない可能性が高いので、注意が必要です。
ACマスターカードに申し込む
過去に日本学生支援機構(JASSO)の奨学金の支払いを滞納・延滞してしまった人でも、ACマスターカードであれば審査に通る可能性があります。
ACマスターカードは、他社と異なる独自の基準で審査を行っており、過去に奨学金の支払いを延滞していても、現在安定した収入(100万円程度)があれば審査に通る余地があります。
3秒診断を利用すると、申し込み前に無料でカードの発行可否も確認できるので、過去の奨学金の支払い延滞が不安な人は、まずは3秒診断を利用してみてください。
多重申し込み(複数のカードへの同時申し込み)をした
1ヶ月以内に2~3枚以上のカードに申し込む「多重申し込み」を行った場合、その後6ヶ月以内の申し込みは審査落ちとなる可能性があります。
カードの申し込み履歴は信用情報機関で6ヶ月間保管され、各カード会社は審査時に申込者の過去の申し込み履歴を確認できます。
1ヶ月という短期間に2~3枚のカードに申し込みをした記録があると、カード会社から「お金に困っている」や「入会特典が目的」と判断されて審査に落ちてしまう可能性があるのです。
6ヶ月間空けてから次のカードの申し込みをする
多重申し込みをしてしまった人は、6ヶ月間を空けてから新たなカードの申し込みをしましょう。
多重申し込みの記録は、6ヶ月が経つと信用情報機関から抹消されるからです。
現在カードローンやキャッシングなどを利用している
現在カードローンやキャッシングを利用していて、その額が多い場合はカード会社から「お金に困っている」と判断され、審査落ちの可能性が高くなります。
各カード会社は、信用情報機関を通して申し込み者のカードローンやキャッシングの利用額、件数などを確認でき、利用額が多いと「お金に困っている」と判断します。
お金に困っている人にカードを発行しても、返済されずに貸し倒れとなってしまう可能性が高いため、リスクが大きいと判断して審査に通過させないのです。
繰り上げ返済でカードローンやキャッシングの金額・件数を減らす
現在、カードローンやキャッシングを利用している人は、繰り上げ返済を行って金額を年収の20%、件数を5件以下に減らしましょう。
上記を行うことで、カードローンやキャッシングの利用が原因で審査落ちとなる可能性を下げることができます。
過去に金融事故(自己破産や3ヶ月以上の支払い延滞)をしたことがある
以下のような金融事故を起こしてしまった場合、問題の解消から5~10年間は審査に通過できなくなります。
金融事故の記録は信用情報機関で5~10年間保管され、各カード会社は審査時に申し込み者の金融事故の記録を確認しています。
クレジットカードは申し込み者の信用や支払い能力を基に、カード会社が利用代金を建て替える仕組みです。
金融事故の記録があると、カード会社から信用を得られず審査に落ちてしまうのです。
金融事故の記録が「信用情報」から抹消されるまで待つ
金融事故の記録は、内容によって一定の期間(5年~10年間)がすぎると信用情報から抹消されるため、それまではカードの申し込みをせずに待ちましょう。
どの程度の期間を空ければ金融事故の記録が抹消されるかは、金融事故の内容と登録されている情報機関によって異なります。
各金融事故ごとの回復期間については、本記事の「いつまで審査落ち?信用情報は自分で確認できる」で詳しく紹介していますので、参考にしてください。
自分の信用情報の状態を確認する
自分の信用情報の状態は、信用情報機関に問い合わせをすることで確認ができます。
信用情報機関で保管されている申込者の「信用情報」は各カード会社が審査時に参照しており、審査結果にも大きく影響します。
本人であれば、信用情報機関へ開示請求をすることで自分の信用情報の記録状態を確認したり、審査落ちとなりそうな原因を事前に見つけ出せるのです。
信用情報の確認方法は、以下で詳しく紹介していますので参考にしてください。
過去に金融事故を起こしていても申し込みができるカードを選ぶ
過去に金融事故を起こしたり、他社で審査落ちをしてしまった人にも発行実績のあるカードであれば、あなたもカードを作成できる可能性があります。
ACマスターカードは、他社と異なる独自の基準で審査を行っており、過去に金融事故を起こしていても、現在安定した収入(100万円程度)があれば、審査通過の余地があります。
審査が不安な人は、公式サイト内の「3秒診断」でカード申し込み前に発行可否を無料で確認することも可能です。
これまでに一度もクレジットカードを保有したことがない(スーパーホワイト)
30代以上で、今までに一度もカードを持ったことのない人は、カード会社から過去の金融事故(自己破産など)の可能性を疑われ、審査通過が難しくなります。
金融事故は、問題解消後5~10年が経つとカードの利用履歴が信用情報から抹消され、その後は利用履歴がまったくない状態=カードを持ったことのない人と同じ状態になります。
社会に出て一定の年数が経つ30代以降でカードを持ったことがない場合、「過去に金融事故を起こしたのではないか」とカード会社に疑われ、審査に落ちてしまうのです。
- これまで現金主義でカードを作る必要がなく、40代ではじめて申し込みをした
- 50代ではじめてカードに申し込み、主婦でも通ると言われたカード審査に落ちた
上記のように、一見審査への不安要素がなさそうな場合でも審査落ちをしてしまうのは、カードの利用履歴がないことが原因なのです。
はじめてカードを作る人でも審査に通るカードに申し込む
30代以降ではじめてカードに申し込む人は、過去にカード履歴がなくても審査に通過できるカードに申し込み、利用実績を積みましょう。
まねーぶがオススメするACマスターカードは、30代以降ではじめてカードを作るあなたでも現在収入があれば審査通過の余地があります。
ACマスターカードは、他社とは異なる独自の基準で審査を行うため、「カード利用歴がない」という理由で他社で審査落ちをした人にも、カードを発行してきた実績のあるカードです。
また、審査が不安な場合は、申し込み前に公式サイト内の「3秒診断」を利用して、カード発行可否を無料で確認することもできるのです。
このようなカードを継続的に利用して、延滞なく支払いを続けると良い信用情報が積み重なり、他のカードの審査にも通過できるようになります。
無職または生活保護を受けている
現在、無職や生活保護を受けている人は、支払い能力がないと判断されて審査に落ちてしまいます。
カード会社は「申込者に現在安定した収入と支払い能力があるか」を重視して審査をしており、現在無職や生活保護を受けている状態ではこの基準をクリアできないからです。
貯金があっても無職であれば、カード会社から将来の支払い能力を懸念されリスク回避のために審査に落とされてしまうのです。
ただし、無職でも以下に当てはまる場合は、審査に通過できるカードがあります。
- 専業主婦
- 年金受給者
- 不動産などの不労所得や資産のある人
申込者本人に年収がない上記の人が審査通過できるのは、家族の収入や年金が「安定した収入と支払い能力」とみなされるからです。
専業主婦や年金受給者で審査に不安を感じている人には、以下のような流通系のカードがオススメです。
- イオンカード
- エポスカード
- セゾンカード
収入を作る
仕事を得て年収100万円程度の収入を作ることができれば、流通系やネット系(楽天など)カードの他、ACマスターカードでも審査に通過できるようになります。
他にも、まねーぶが本記事でオススメをしている審査不安な人にオススメのカードでは、年収が100万円程度あれば通過できる、その他のカードも紹介していますので参考にしてください。
なお、無職の状態でどうしてもクレジットカードが必要だという人は、以下を参考にしてください。
過去にカードを強制解約されたことがある
過去にカードを強制解約されたことのある場合、強制解約から5年間は審査通過がほぼ不可能となります。
通常、カードの強制解約は長期の支払い延滞や不正行為が原因で行われます。
強制解約された記録は信用情報機関で5年間保管され、各カード会社が審査時に参照できるため、強制解約の記録があると信用性を疑われて審査に落ちてしまうのです。
強制解約の理由が延滞や不正行為でなかったとしても、信用情報には強制解約となった事実が記録されてしまうため、情報が抹消されるまでの5年間は審査通過が不可能となります。
5年間(強制解約の事故情報が消えるまで)はカードの申し込みをしない
カードを強制解約されてしまった場合、強制解約の情報が消えるまでの5年間はカードの申し込みをせずに待ちましょう。
強制解約の記録が抹消される前に新たなカードに申し込んでも審査落ちをしてしまい、さらに審査落ちの記録が信用情報に追加され悪循環となってしまいます。
自分の信用情報の状態は確認ができるため、強制解約から5年が経ったら信用情報を開示し、強制解約の記録が抹消されているかを確認してからカードの申し込みを行うとよいでしょう。
信用情報の確認方法は、以下を参考にしてください。
現在リボ払いを利用している
現在リボ払いを利用している人でリボ払い残高が多い場合は、審査に落ちてしまう可能性があります。
各カード会社は信用情報機関を通して、申込者のリボ払いの利用有無や、利用残高を審査時に参照できます。
リボ払いを利用すると実質年率15%程度の手数料がかかるため、リボ払いの残高が多いとカード会社の審査基準である「支払い能力」を懸念され審査に落ちてしまう可能性があるのです。
繰り上げ返済でリボ払い残高を減らす
現在リボ払いを利用している人は、繰り上げ返済でリボ払い残高を減らすようにしましょう。
リボ払い残高が少額となれば、リボ払いが原因で審査落ちをする可能性が低くなるからです。
なお、リボ払いの仕組みについて詳しく知りたい人は以下を参考にしてください。
過去にカードを申し込んだ後すぐに解約したことがある
過去にいくつものカードに申し込み、短期解約をした場合は「キャンペーン目的の入会をする人」と見なされ、カード解約後5年間は審査通過が難しくなる場合があります。
カードを解約した記録は信用情報機関で5年間保管され、カード会社は審査時にその情報を参照できます。
発行したカードが利用なく短期間で解約されてしまうと、カード会社にとってはキャンペーン費用だけがかかり、損となります。
そのため、複数の短期解約の記録があると「キャンペーン目的の入会をされるかもしれない」と疑われてしまい、審査結果に影響する可能性があるのです。
短期解約から5年後に別会社のカードに申し込む
短期解約から5年が経ち、短期解約の記録が信用情報から抹消されたら、別の会社のカードに申し込みましょう。
信用情報から記録が抹消されると、他社では過去の短期解約の事実が確認できなくなりますが、短期解約をしたカードの発行会社内には情報が残り続けるからです。
短期解約をしたカードの発行会社内(系列会社含む)ではブラックリスト入りとされてしまうため、その会社のカード審査には5年後以降も通らなくなってしまいます。
在籍確認ができなかった(カード会社からの電話に出なかった)
申込者の勤務先への在籍確認ができなかった場合、カード会社は申込者の支払い能力の有無が確認できず、審査落ちとなってしまう可能性があります。
在籍確認ではカード会社が申込者の勤務先に電話連絡をし、本当に申込者が申告通りの会社に勤務しているかを確認します。
カード審査では申込者の「安定した収入と支払い能力の有無」を重視するため、在籍確認ができないと収入の有無や支払い能力の裏付けができず、審査に落ちてしまうことがあるのです。
この場合も、電話に出ることができないと審査落ちをしてしまう可能性がありますので注意が必要です。
在籍確認について詳しく知りたい人は、以下を参考にしてください。
勤務先の電話番号は確実に連絡が取れる番号を記入する
カード申し込み時の勤務先の電話番号欄には、確実に連絡が取れる番号を誤りなく記入しましょう。
- 会社員の人:
会社の代表番号ではなく、自分の部署の電話番号を記入する - 派遣社員の人:
派遣元の電話番号を記入する
在籍確認がないカードに申し込む
在籍確認が不安な人は、カウンターで即日発行のできる流通系(イオンやマルイなど)のカードに申し込みをするのがオススメです。
以下のようなカードであれば在籍確認が行われることなく、カウンターで即日発行ができます。
- エポスカード
- セゾンカード
- イオンカード
- ✅全国のマルイで即日発行可能
- ✅7,000以上の提携施設で優待が受けられる
- ✅年会費は永年無料
自分の連絡先は携帯番号を記入し、いつでも出られる状態にする
自分の連絡先の記入欄には、携帯番号などを記入し、いつでも連絡が取れるようにしておきましょう。
- 知らない番号から何度も電話が来ており、後で調べたらカード会社からだった
上記のようにカード会社からの電話に出られずに、折り返しもしなかったために審査落ちとなってしまう場合もあります。
万が一カード会社からの電話に出られなくても、後から折り返すのを忘れないようにしてください。
申し込みフォーム(申し込み書類)の記入ミスがあった
申し込み時に申請した内容に誤りがあると、それだけで審査に落ちてしまう可能性があります。
申込者にとっては単なる入力や記入のミスであっても、カード会社は単に誤って申告された情報なのか、虚偽申告かが判断できず、虚偽申告として処理されてしまうからです。
クレジットカードは申込者の信用に基づき、カード会社が利用代金を建て替えるため、審査では申込者の人格(キャラクター)も確認しています。
入力や記入ミスがあると「丁寧さ」や「真面目さ」が欠けていると判断され、審査に落ちてしまう可能性があるため注意が必要です。
インターネットから申し込みをする
カードの申し込みは、インターネットから行いましょう。
インターネットからの申し込みであれば、郵便番号と住所の違いや必須項目の入力漏れなどがあるとエラーが表示され、事前にミスに気が付くことができます。
すべての入力ミスがエラー表示されるわけではありませんが、申込用紙に手書きで記入するよりも記入ミスの可能性は低くなります。
申告内容に誤りがないか入念に確認する
申し込み内容の入力や記入が終わったら、誤りがないか入念に確認しましょう。
インターネットから申し込みを行い、エラー表示がされなかったとしても、申告内容は入念に確認することが大切です。
虚偽申告をした
虚偽申告があると「信用できない人物」と判断され、必ず審査に落ちてしまいます。
「年収の多い方が審査に通りそう」など、以下のような虚偽申告をしてもすぐにバレてしまうので、虚偽申告をするのは絶対にやめましょう。
- 年収の虚偽申告
申込者が申告した年収が、勤め先や職業から推測する年収と大きくかけ離れている場合、収入証明書の提出を求められて発覚する - 勤め先の虚偽申告
在籍確認時に、カード会社が勤め先へ連絡をして発覚する - 氏名・生年月日・住所の虚偽申告
提出した本人確認書類との不一致で発覚する
クレジットカードは申込者の信用に基づき、カード会社が利用代金を建て替えるため、審査では申込者の人格(キャラクター)も確認しています。
虚偽申告をしてしまうと人格的に信用できないと判断され、審査に落ちてしまうのです。
「人格はどう判断されるの?」と疑問に思うかもしれませんが、カード審査基準の1つである属性情報などから判断をしています。
別のカード会社のカードに申し込む
虚偽申告によって審査落ちをしてしまった場合は、審査落ちをした会社(系列企業含む)とは別の会社のカードに申し込みをしましょう。
虚偽申告を行うと申し込み先のカード会社内のブラックリストに載ってしまい、その後は期間を空けてもその会社の審査に通らなくなってしまいます。
審査落ちをした記録は、6ヶ月間「信用情報」に記録され他社審査にも影響を与えます。
6ヶ月が経って信用情報から審査落ちの記録が抹消されてから、別のカード会社のカードに申し込みをしましょう。
ACマスターカードは、年収が100万円程度あれば審査通過の余地があります。
3秒診断を利用すれば、申し込み前にカード発行可否を無料で確認できますので、他社で審査落ちをして不安のある人にオススメです。
いつまで審査落ち?信用情報は自分で確認できる
いつまで審査落ちが続くのか、信用回復にどのくらいの期間が必要かは、カード会社が審査時に参照している「信用情報」によって確認できます。
信用情報(クレヒス)は本人であれば、その内容を確認できます。
信用情報に記載されている内容によって審査落ちの原因が明確になり、その内容がいつまで保管されるかで信用回復までに必要な期間がわかるのです。
審査落ちの原因によって信頼回復に必要な期間は異なるため、自分の信用情報を確認することで、次にカードに申し込める大よそのメドが経ちます。
- クレジットカードの審査に落ちた
審査落ちから6ヶ月間 - 過去に2~3ヶ月以上の支払い延滞をした
返済完了から5年間 - 金融事故を起したことがある
問題解消から5~10年間(※内容により異なる) - 多重申し込み
申し込みから6ヶ月間 - 短期解約
解約から5年間
審査落ちの14の原因と解決策>>
各金融事故情報の登録期間
金融事故の記録が抹消されるまでの期間は、信用情報機関によって異なります。
信用情報機関には3種類あり、それぞれ以下のような金融機関が加盟しています。
各クレジットカード会社は、自分の加盟している情報機関を通して、他のクレジットカード会社が保有する申し込み者の情報が参照できるのです。
- CIC:
クレジットカード会社・信販会社・携帯電話会社などが加盟 - JICC:
クレジットカード会社・消費者金融会社などが加盟 - KSC:
銀行系クレジットカード会社・銀行・信用金庫などが加盟
※もっとも多くのクレジットカード会社が加盟しているのはCICですが、楽天銀行などのネットバンクはJICC・KSCの2つに加盟しています。
信用情報機関別の金融事故の記録が抹消されるまでにかかる期間は、以下です。
事故情報 | CIC | JICC | KSC |
61日以上の延滞 | 5年 | 1年 | 5年 |
強制解約 | 登録なし | 5年 | 5年 |
自己破産 | 5年 | 5年 | 10年 |
任意整理 | 登録なし | 5年 | 5年 |
個人再生 | 登録なし | 5年 | 10年 |
自分の信用情報は、信用情報機関に開示請求を行うと確認できます。
具体的には、費用(500円~1,000円)を支払い「開示請求報告書」を受け取って中身を確認します。
開示請求報告書の見方や、信用情報機関への情報開示の仕方は、以下で詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてください。
審査に通りやすくなる5つのポイント
一度審査に落ちてしまった人や、クレジットカード審査が不安な人でも、5つのポイントを抑えることで審査通過率を上げることができます。
自分の信用情報(クレヒス)を知る
審査通過率を上げるためには、まず自分の信用情報(クレヒス)がどのように記録されているかを知っておくことが重要です。
自分の信用情報に傷がついた状態でカードの申し込みをしても、審査に落ちてしまう可能性が高いからです。
カード会社は審査時に、申し込み者の信用情報を参照して審査を行います。
信用情報の中には、「過去の支払い延滞」や「金融事故」などを確認する項目があり、このような事故情報があると審査落ちの可能性が高くなります。
金融事故の記録は、一定期間がすぎると信用情報から抹消されますが、抹消までの期間は登録先の信用情報機関や事故の内容によって異なり、最大で10年間が必要です。
自分の信用情報は、信用情報機関に開示請求(費用~1,000円)を行うことで確認ができます。
自分の信用情報が不安、という人はまず信用情報を確認してみましょう。
良い信用情報(クレヒス)を積み上げる
自分の信用情報の状態を確認し、審査落ちの原因が解決できたら、カード会社から信用を得られる良いクレヒス(信用情報)を積み上げましょう。
過去に支払い延滞や金融事故などを起こしてしまった人でも、きちんと問題を解消した後に良いクレヒスを積み上げていくことで、審査通過ができる状態になるからです。
良いクレヒスを積むための1番の近道は、審査難易度の低いカードを作り、公共料金など固定費の支払いを延滞なく行って利用実績を積むことです。
まねーぶがオススメするACマスターカードは、過去に金融事故を起こしてしまった人にも発行実績があり、信用回復のための信用情報の積み上げに適しています。
他社とは異なる独自の基準で審査を行うため、現在安定した収入(100万円程度)があれば、審査に不安要素のある人でもカード発行の余地があります。
審査が不安と感じる人は、公式サイト内の「3秒診断」でカード申し込み前に発行可否を無料で確認することも可能です。
他にも、本記事で紹介している審査審査難易度の低いカードには、過去に金融事故を起こしたり他社で審査落ちをしていても申し込みができるものがあります。
安定した収入と勤続年数を保つ
収入が安定していて、勤続年数が長いことは審査通過のための重要なポイントとなります。
審査で重視されるのは「収入の安定性や支払い能力」のため、安定した収入に加え、同じ職場で一定期間働いていることを示す勤続年数が、支払い能力の裏付けとなるからです。
大企業で歩合制の仕事をし、月額の収入にバラつきのある人よりも、中小企業で長く勤務し安定した収入を保っている人の方が審査では高く評価されやすいのです。
審査通過に必要な年収や勤続年数は、カードの種類やカード会社によって異なりますが、審査難易度の低いものであれば、以下を満たせば審査通過が可能です。
- 年収:100万円程度
- 勤続年数:1年
本記事では、審査難易度の低いカードも紹介していますのでぜひ参考にしてください。
同じ場所に長く住む
実は居住年数の長さも審査時に確認されており、居住年数が長いほど審査時の評価が高くなります。
カード会社は「居住年数が長い=夜逃げの可能性が低い」と考え、申込者が同じ場所に長く住んでいると、カード利用額を支払わないなどのリスクが低いと判断するからです。
同じ場所に長く住むほど、居住年数に関しての評価は高まりますが、1年程度の居住年数があれば問題ありません。
- 持ち家の場合は、半年以上
- 賃貸住宅の場合は1年以上
審査難易度の低いカードに申し込む
審査難易度の低いカードを選んで申し込みをするのも、審査通過のための大きなポイントとなります。
審査難易度はカードの種類やカード会社によって差があり、審査難易度の低いカードであれば、審査に不安要素のある人でも審査通過の可能性があるからです。
実際に、ライフカード デポジットでは「クレジットカードを諦めていた方」を含め、以下のような人も審査通過の対象としています。
- 過去に支払い延滞がある
- はじめてクレジットカードを作る
- カード審査が不安
通常のカードは申し込みに「安定した収入」を条件としていることが多いですが、審査難易度の低いカードでは「満18歳以上の方(高校生を除く)」など条件が低く設定されています。
次の章では、まねーぶがオススメする審査難易度の低いカードを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
審査が不安な人にオススメのクレジットカード4選
・過去に審査落ちをしても通るカードはあるの?
過去に審査落ちをしていたり、審査に不安要素のある人でも審査難易度の低いカードであれば、審査に通過できる可能性は十分にあります。
ここでは、審査難易度の低いオススメのカードを紹介していきます。
ACマスターカード
対応電子マネー
年会費(税込) | 発行日数 | ポイント還元率 |
---|---|---|
無料 | 最短即日 | – |
国際ブランド | 付帯保険 | 追加カード |
Mastercard | – | – |
過去に審査落ちや金融事故を経験した、今まで一度もカードを作った事がないという人にオススメ!
ACマスターカードは独自の基準で審査をしており、他社で審査落ちをした人にもカードを発行してきた実績があります。
申し込み時に安定した収入(100万円程度)があれば、審査に不安要素のある人にもカードを発行できる余地があるのです。
さらにサイト内の3秒診断(無料)を利用すれば、申し込み前にカードの発行可否が確認できるのも安心できるポイント。
審査時間は最短30分、全国600ヶ所の自動発券機でカードの即日発行ができます。
ポイント還元などはありませんが、金融事故や審査落ちを経験した人にまず必要な信用情報(クレヒス)の積み上げには、審査の通りやすいACマスターカードが最適です。
年会費も無料でコストをかけずに利用できるので、審査不安なあなたにもっともオススメの1枚です。
- 独自の審査基準で審査
- 審査落ちをした人にも発行実績あり
- 年会費永年無料
三井住友RevoStyle
対応電子マネー
年会費(税込) | 発行日数 | ポイント還元率 |
---|---|---|
無料 | 最短翌営業日 | 0.5%~ |
国際ブランド | 付帯保険 | 追加カード |
VISA | ショッピング保険 | ETCカード 家族カード |
過去に生活保護を受けていた人・元無職の人も発行できる銀行系カード!
三井住友銀行が発行するリボ払いカードは、入会資格が「満18歳以上の方」と低く設定されており、審査が不安な人でも発行可能なカードです。
審査難易度が低い理由はリボ払いカードであるためですが、実は支払い金額と利用限度額を同じにすることで一括払いのカードとしても利用ができます。
リボ払い時の手数料は、9.8%(年率)と驚きの低さ!
楽天カードのリボ払い手数料ですら12.25~15%(年率)なので、9・8%のお得さが伝わるかと思います。
また、三井住友系のクレジットカード同様にVポイントが貯まるのもお得。
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オリコカード・ザ・ポイント
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年会費(税込) | 発行日数 | ポイント還元率 |
---|---|---|
無料 | 最短8営業日 | 1%~ |
国際ブランド | 付帯保険 | 追加カード |
Mastercard JCB | – | ETCカード 家族カード |
審査が不安、でもポイントの貯まるカードが欲しい…というあなたにオススメ!
オリコカードは申し込み資格を「原則として年齢18歳以上の方(高校生を除く)」としており、比較的審査難易度の低いカードです。
しかし、カードのスペックは非常に高く、本記事で紹介しているカードの中でもポイント還元率などのお得さはダントツです。
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ライフカード デポジット
対応電子マネー
年会費(税込) | 発行日数 | ポイント還元率 |
---|---|---|
5,500円 | 最短3営業日 | 0.5%~ |
国際ブランド | 付帯保険 | 追加カード |
Mastercard | 海外旅行保険 国内旅行保険 シートベルト保険 | ETCカード |
「クレジットカードを諦めていた方」を公式に発行対象としているカード。
過去に延滞がある・はじめてクレジットカードを作る・審査が不安なあなたにはライフカード デポジットがオススメです。
申し込み資格も「日本国内にお住いの20歳以上で、電話連絡が可能な方」と非常に低く設定されています。
ライフカードデポジットは、デポジット型のクレジットカードです。
事前に支払ったデポジット(保証金)が限度額となり、カード利用額は指定の口座から自動振替で支払います。
デポジットの支払いが必要となりますが、それ以外は通常のクレジットカードと同じように利用できます。
申し込み時に預けたデポジットは、カードの解約後返金されるので安心です。
【デポジット(保証金)を10万円預けた場合】
・限度額を10万円とし、クレジットカードと同じように利用できます
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「クレジットカードをずっと作れないかも…」と不安に感じている人にぜひ選んで欲しい1枚です。
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審査で重視されるのは「安定した収入」と「支払い能力」クレカ審査の基準
クレジットカードの審査でもっとも重要視されるのは、「現在、申込者に安定した収入があり、カード利用をした場合にきちんと支払いができるか」です。
審査に通過した申し込み者のカード利用額は、カード会社が一時的に建て替えることになるため、カード発行前に申込者の支払い能力を判断する必要があるからです。
申込者の支払い能力を重視した審査基準のポイントは、主に3つあります。
安定した収入があるか(属性情報)
クレジットカードの申し込み時に安定した収入があるかは、審査時にもっとも重視されるポイントです。
申込者に現在貯金があっても安定した収入がなければ、カード会社からは将来の支払い能力を懸念され、リスク回避のため審査に落とされてしまうからです。
クレジットカードは、カード利用者の信用を基にカード会社が利用代金を一時的に建て替えています。
カード利用者の支払いは後払いとなるため、きちんと支払いをしてくれる可能性の低い人にカードを発行することは、カード会社にとって貸し倒れのリスクを背負うことになるのです。
そのため審査では安定した収入の有無をはじめ、申込者の「属性情報」を基に、申込者が支払いをきちんと行える状態であるかを確認します。
- 年収
- 職業
- 勤続年数
- 雇用形態
- 居住形態
- 家族構成
属性情報の「職業」の項目では、収入が安定している公務員や、大企業の社員などは審査有利の可能性もありますが、公務員や大企業の社員=確実に審査に通るわけではありません。
支払い延滞や金融事故の記録がないか(信用情報/クレヒス)
過去の支払い延滞や金融事故などを記録した「信用情報(クレヒス)」も審査通過を左右する重要なポイントです。
過去の支払い延滞や金融事故が信用情報に記録されている状態では、新たに申し込みをするカード会社からの信用を得ることが難しくなるからです。
過去の支払い延滞をはじめ、審査時に行われる「信用情報」の確認では、以下のような項目が参照されています。
- 過去に2~3ヶ月の支払い延滞をしていないか
- 過去に金融事故(自己破産など)を起していないか
- 短期間に複数のカードに申し込み(多重申し込み)をしていないか
- 審査落ちを繰り返していないか
- キャッシング残高が多くないか
信用情報に不安のある人は、自分の信用情報の中身や問題の回復期間を確認してからカードに申し込みましょう。
信用情報の確認の方法は、以下で紹介していますので参考にしてください。
現在の借入状況
カードローンやキャッシングによる借入の有無も、審査基準の1つです。
他社への借入額が多いと、カード会社から「お金に困っている状態」と見なされ、返済能力の有無や自己破産の可能性を疑われて審査に落とされてしまうのです。
まねーぶが実施したアンケートでも、過去に審査落ちをしたカードに申し込んだ時の状況として、「カードローンやキャッシングを利用していた」という回答が多くありました。
- 生活が苦しく、収入で補えない生活費をカードローン等の借金で補填していた
- 収入が低く生活が苦しい為、他社のキャッシングをしていた
- 昔お金を借りた時の返済が滞っていた
法律(総量規制)によって、カードの借入やキャッシングの総額は年収の1/3を超えてはいけないという決まりがあります。
他社での借入がある人は、返済を済ませてから新たなカードに申し込みましょう。
借入や総量規制に関する詳細は、日本貸付業協会のホームページお借入れは年収の3分の1までを参照してください。
一度審査に落ちたカード会社=次も審査落ちの可能性が高い
一度落ちてしまったカード会社の審査には、時間を空けても再度審査落ちをする可能性が高くなります。
審査落ちの情報は6ヶ月間がすぎると信用情報からは抹消され、他社審査への影響はなくなりますが、審査落ちをしたカード会社内ではブラックリストとして情報が残り続けるからです。
- 一度〇〇系カードの審査に落ち、その後もその会社の審査だけ通らない
というのは、一度審査落ちをした会社内でブラックリスト入りしていることが影響しているのです。
カード審査はさまざまな観点から行われるため、過去に審査落ちをした会社でも審査に通る場合があるのも事実ですが、基本的には審査に落ちてしまう可能性が高いので注意が必要です。
申し込み前に確認しておきたいクレジットカード審査の流れ
クレジットカード会社やカードの種類によって審査基準や方法は異なりますが、基本的には以下のような流れで審査が行われます。
カードの申し込み
カードの申し込みは、インターネットから行うのがオススメです。
インターネットからであれば、申し込みフォームに必要事項を入力するだけなので申し込み用紙記入の必要がなく、記入漏れを防ぐことができるからです。
申し込み用紙の必要事項の記入漏れは、それだけで審査落ちの対象となってしまいます。
インターネットからの申し込みであれば、必要箇所の入力が漏れているとエラーが表示され次のステップに進めないなど、事前に記入漏れを防ぐことができます。
また、郵送のように配達時間も必要ないので、郵送と比べてインターネットからの申し込みは審査結果が早くわかる場合もあるのです。
カードの申し込みには以下が必要となりますので、事前に準備をしておきましょう。
本人確認書類
クレジットカードの作成には、以下のいずれか2点の本人確認書類が必要です。
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバー(個人番号)カード
- 住民票
- 在留カード
上記の中で1点しか用意ができない人は、以下からも1点用意する必要があります。
- 公共料金の領収書
(電気・ガス・水道・NHK受信料のいずれか) - 社会保険料の領収書等
- 国税・地方税の領収書または納税証明書
従来は1点で良かった本人確認書類の提出ですが、2020年4月の法改正(犯罪収益移転防止法の改正)により、2点の提出が必要となりました。
犯罪収益移転防止法の適用範囲として、カード会社が申し込み者の本人確認の強化を求められるようになったからです。
犯罪収益移転防止法の詳細については、警視庁の公式ページを参照してください。
銀行口座・キャッシュカード
クレジットカードの申し込みには、銀行口座とキャッシュカードも必要となります。
通常、カードの利用料金は銀行口座から自動で引き落とされるため、利用前の銀行口座の登録時にキャッシュカードが必要となるのです。
支払い延滞を起こさないために、カードの引き落とし先は給与口座など常に十分なお金が入っている口座を指定することがオススメです。
なお、三井住友RevoStyleなど、カードの申し込み時に引落口座を設定するとカードが最短翌営業日に発行されるカードもあります。
連絡可能な電話番号
カード会社によっては申し込み確認などの理由でカード申し込み後に電話をかけてくるため、連絡可能な電話番号を用意し、いつでも電話に出られるようにしておきましょう。
電話に出ることができないと審査に落ちてしまったり、審査の遅れる可能性があります。
住所確認書類(身分証記載の住所と現住所が異なる場合)
引っ越しなどをして現在の住所が身分証明書に記載の住所と異なる人は、住所確認書類の提出が必要となる場合があります。
カードの申し込みを行う前に現住所と身分証に記載の住所に差異がないか、差異のある場合は住所確認書類の提出が必要かを確認しておくとよいでしょう。
住所確認書類として認められているのは、以下の3つです。
- 公共料金の支払い明細
- 社会保険料の領収書
- 国税や地方税の納税証明書・領収書
収入証明書(キャッシングを利用する場合)
クレジットカードと同時にキャッシング機能も申し込む人は、収入証明書の提出が必要となる場合があります。
法律(総量規制)により、キャッシング機能の申し込み時に以下に該当する申込者は、カード会社への収入証明書の提出が義務付けられているからです。
- 新規契約で設定するキャッシング枠が50万円を超える場合
- 他社で既に借入れがあり、新規契約のキャッシング枠と合わせると100万円を超える場合
収入証明書として認められているのは、以下の4点です。
- 源泉徴収票
- 確定申告書
- 納税通知書
- 給与明細書(最低2ヶ月分)
総量規制に関する詳細は、日本貸付業協会の公式ページお借入れは年収の3分の1までを参照してください。
カード会社の社内審査(属性情報を確認)
クレジットカードの審査では、まず社内審査が行われ以下の内容から申し込み者に安定した収入や、支払い能力があるかを判断します。
- 社内のブラックリストに載っていないか
- 社内にある利用履歴(過去の利用履歴など)
- 属性情報(申込者の年収、勤務先名、勤続年数、雇用形態など)
信用情報機関に照会(信用情報を確認)
社内審査が終了するとカード会社は、信用情報機関に申込者の信用情報(クレヒス)を照会し審査を行います。
- 過去に2~3ヶ月の支払い延滞をしていないか
- 過去に金融事故(自己破産など)を起していないか
- 短期間に複数のカードに申し込み(多重申し込み)をしていないか
- 審査落ちを繰り返していないか
- キャッシング残高が多くないか
属性情報で年収や勤続年数などの項目をクリアしても、信用情報に上記に当てはまるような記録があれば、審査に落ちてしまう可能性は高くなります。
在籍確認(自宅・勤務先)
在籍確認が行われる場合は、ほとんどが電話で実施されます。
在籍確認以外にも、申込者本人への申し込み確認のために電話がかかってくる場合もあるので、申し込み時は連絡可能な携帯電話の記入し、電話にもきちんと出るようにしましょう。
審査結果の通知(カード発行)
上記すべての審査工程が完了すると、申し込み者に審査結果が通知されます。