こどもが増えたら見直し必須!パパとママの保険
管理人の友達夫婦にもうすぐ第2子が生まれるとのこと!^^
子育てのお金に不安を抱えるママのため、前回は「こどもの教育費」について確認しました。
大学までずっと私立だった場合、2,000万円以上の教育費がかかるということでしたね。
ますます責任の重くなるパパとママ。
結婚を機に加入してそのままだった2人の保険、今が見直すタイミングです。
このご夫婦は、
夫 :33歳、会社員、手取り24万円/月、ボーナス80万円/年
妻 :28歳、専業主婦
子ども:2歳
で、現在加入している生命保険は次のとおりです。
【夫】
医療保険 月3,000円、入院日額5,000円、死亡時300万円、がん特約付
養老保険 月14,000円(30年満期、満期・死亡時500万円)
【妻】
養老保険 月10,000円(35年満期、満期・死亡時350万円、入院保障付)
まずパパの万一に備えた保障を見直し!
ご主人は60歳に満期を迎える養老保険(保障額は500万円)に加入されています。
お子さん2人のパパとして、医療保険の分とあわせ死亡・高度障害保険金が800万円では、いかにも少ないですよね。
お子さんを大学まで進学させるとして、幼稚園からずっと公立に通わせ、大学も国立に進学したとしても、大学卒業までの教育費だけで800万円近く(!)かかります。
2人分の教育費だけで約1,600万円ですね。
そのほかに奥さんの生活費や子どもたちの生活費も当然かかりますので、将来を見据えて計画的に貯蓄していく必要があります。
保険金が毎月一定額ずつ受け取れ、定期保険にくらべて月々の保険料がかなり安くおさえられる「収入保障保険」を検討してはいかがでしょうか。
会社員のご主人に万一のことがあった場合でも、遺族基礎年金と遺族厚生年金の合計で月々14万円程度は受けとれると思われますので、収入保障保険の月々の受取額を20万円に設定すればまずまずの保障となるはずです。
ご主人に万一のケースが、40歳で起きた場合のシミュレーションをしてみましょう。
毎月20万円ずつ受け取れるとしたら、厚生年金からの給付とあわせ、毎月の収入は約35万円ですね。
遺族3名の生活費※を25万円に抑えれば、月々10万円が将来のための貯蓄にまわせます。
ご主人が40歳の時に第一子は9歳(第二子は6歳)になっていますから、第一子が大学入学になるまでの8年間で
10万円/月 × 12ケ月 × 8年 = 960万円
の貯蓄ができることになります。
(※住宅ローンは融資実行時に団体生命信用保険に加入しますので、ローン返済の負担はない前提です)
収入保障保険としてコストパフォーマンスが優れていると評判で、おすすめできる商品は次の2つ。
■月払保険料(33歳男性、60歳満期)
受取額 | 標準体 | 非喫煙優良体 | |
---|---|---|---|
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 「家族のお守り」 (支払保証期間:2年) | 月15万円 | 5,145円 | 3,675円 |
月20万円 | 6,660円 | 4,700円 | |
チューリッヒ生命 「収入保障保険プレミアム」 (支払保証期間:2年) | 月15万円 | 5,370円 | 3,435円 |
月20万円 | 6,960円 | 4,380円 |
現在加入している養老保険については、解約するとこれまでに払い込んだ保険料合計額は戻ってこないでしょうから、保険料負担に余裕があるならば継続するのがよいでしょう。
医療保障にも備えましょう!
現在ご主人は月3,000円の保険料で、入院日額5,000円、がん特約付の医療保険に、奥さんは養老保険の特約で医療保障に加入しています。
医療保障としてコストパフォーマンスが優れていると評判のオリックス生命「新CURE(キュア)」であれば、
○3大生活習慣病(がん(悪性新生物・上皮内新生物)、心疾患、脳血管疾患)での入院日額が日数無制限で支払われます
○初めてがんと診断されたとき(2回目以降でも、がんの治療を目的として入院を開始したとき)に「がん診断治療給付金」(入院日額5千円の場合には50万円、同1万円の場合には100万円)が支払われます(支払回数に制限なし。ただし2年に1回が限度)
○がんで約款所定の通院をされたときに「がん通院給付金」(入院日額と同額)が上乗せされて支払われます(通院治療期間あたり60日限度)
現在と同様、入院日額5千円とした場合、上記のがん給付に関する2つの特約をつけても、月々2,587円(終身払)です。
奥さんには現在加入している養老保険の特約を解約して、女性特有の病気・がんへの備えを厚くした「新CURE(キュア)Lady」(上記のがん給付に関する2つの特約をつけて)月々2,727円(終身払)への加入をおすすめします。
【現 在】
保障内容 | 月払保険料 | ||
---|---|---|---|
ご主人 | 死亡保障 | 500万円(養老保険) | 14,200円 |
300万円(医療保険) | |||
入院日額 がん保障 | 日額5千円 日額1万円 | 3,120円 | |
合 計 | 17,320円 | ||
奥さん | 死亡保障 | 350万円 | 7,050円 |
入院日額 がん保障 | 日額5千円 日額5千円 | 2,650円 | |
合 計 | 9,700円 |
【見直し後】
保障内容 | 月払保険料 | ||
---|---|---|---|
ご主人 | 死亡保障 | 500万円(養老保険) +月々20万円(収入保障保険プレミアム) | 14,200円 4,380円 |
入院日額 がん保障 | 日額5千円 ※3大疾病日数無制限 日額1万円 +がん診断治療給付金50万円 | 2,587円 | |
合 計 | 21,167円 | ||
奥さん | 死亡保障 | 350万円 | 7,050円 |
入院日額がん保障 | 日額5千円 ※3大疾病日数無制限 ※女性特有の病気・がんなら1万円 日額1万円 +がん診断治療給付金50万円 | 2,727円 | |
合 計 | (養老保険の特約(月2,850円)は解約) | 9,777円 |
月々の保険料をおさえながら、いっそう充実した保障内容に変わりました!
夫婦だけの場合と、お子さん2人のパパである場合では、必要な保障内容が大きく違います。
どんな保険に加入していたかよく覚えていない方は、必ず一度保険証書をひっぱりだして確認してみましょう。
また、今回は保険商品を一部変更して保障内容を充実させることができましたが、加入している保険商品によっては、昔の保険のほうが返戻率が高かったり有利な場合もあるんです。
間違った保険選びを防ぐため、特定の保険会社に属さない中立な立場のプロに相談してみるのもひとつの方法です。
パパとママの万一の備えをきちんと準備できたところで、続いて考えていきたいのが、次回のテーマ「教育費の貯め方」です。
2人のこどもが大学生になるまで、全部公立だったとしても約1,500万円。
できる限り効率よく貯めたいですよね!
考えなきゃならないことだらけで本当に大変ですが、ひとつひとつ一緒にクリアしていきましょう^^