20代のクレジットカード保有率74%!学生たちの間で人気のクレカとは?
先進国の中でも、個人のクレジットカード保有率が低いというイメージのある日本。
しかし、実際には、20~60代のクレジットカード保有率は何と84%。
その中でも学生を含む20代のカード保有率は74%という、意外と高い結果が出ました。
そこで、今回は、20代のクレカ保有事情を徹底検証!そして大学生のための「初めてのクレカ選び」について、ポイントを説明します。
20代のクレジットカード保有率は70%強!
JCBの「クレジットカードに関する総合調査 2015年度版」によると、学生を含む20代~60代のクレジットカード保有率は、全体で84%、平均保有枚数は3.2枚となりました。
この中で、学生を含む20代はというと、男性で72.9%、女性は74.9%という結果となりました。
若者ほどクレジットカード保有率が高いというイメージがありますが、実際には男性は60代、女性は50代が最も高く90%以上です。
20代といっても、学生と社会人に二分されます。
収入の有無によっても、クレジットカードの保有率に違いがでてくると考えられます。
そこで、2016年に日本クレジット協会が行った調査から、18歳~20代の学生と社会人1~5年目の若年層におけるクレジットカード保有率を比べてみましょう。
社会人に比べると、大学生の保有率が圧倒的に低いのがわかります。
これは、学生が、クレジットカードのメリットを十分に理解していないことが原因であると考えられます。
しかし、学生の間でもその普及率は年々急速な伸びを見せています。
上のグラフで2015年と2016年のデータも比べると、社会人1~5年目は昨年より6.1%アップ。
学生においては、19%と驚異の増加率となりました。
これには、近年のインターネットの普及で、ネットショッピングをする機会が増えたことや、クレジットカードの便利さや付帯サービスのメリットが若い世代にも認知されるようになったという背景があります。
三井住友カード デビュープラスは25歳以下限定の若者向けカードで、「最短翌営業日」で発行が可能です。
26歳以降のカード更新でゴールドカードを持つ事ができます。
年会費は実質無料(年1回の利用で翌年度無料)となっています。
ポイント還元率が常に1%で入会後3ヶ月間は2.5%の超高還元カードです。
三井住友のポイントは1,000円で1ポイントなのですが、例えば楽天ポイントやヨドバシカメラのポイントに交換すると
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20代のクレジットカード保有枚数は1~2枚
JCBの調査によると、20代のクレジットカード平均保有枚数は男性2.6枚、女性2.2枚となり、平均携帯枚数は男女ともに1.7枚という結果が出ました。
つまり常に携帯し、利用しているクレジットカードは一人あたり1~2枚ということになります。
しかし、学生の場合、クレジットカード会社が、それほど多くの枚数を学生に発行しないということもあり、社会人1~5年目の平均保有率は2.5枚に対し、学生は1.5枚と1枚近くの開きが出ました(2016年日本クレジット協会調べ)。
それでも、今回の調査で、複数所持する学生層は、学年が上がるごとに増加する傾向にあることがわかっています。
大学卒業がきっかけで、クレジットカードを所有する学生たちも多く、今後、この所有枚数は確実に増えていくと予想されています。
学生がクレジットカードを作るきっかとは?
それでは、次に、大学生がクレジットカードを作るきっかけをランキングで見てみましょう。
日本クレジット協会の同調査によると、以下のような結果が出ました。
大学生がカードを作るきっかけ
- 1位 現金がなくても買い物できる
- 2位 ネットショップでの決済が簡単
- 3位 海外旅行の際に必要
- 4位 ポイント・割引制度がお得
クレジットカードを持つ理由No.1は、やはり、クレカの最大の利便性となる「現金がなくても買い物できる」という点です。
2位ではネットショッピングの買い物とあり、日常生活でクレジットカードを使う機会が当たり前となってきている状況がうかがえます。
3位の「海外旅行の際に必要」という回答には、海外では現金を持ち歩くよりカードの方が安全というイメージが、学生たちに浸透してきているからと考えられます。
4位の「ポイント・割引制度がお得」という回答。
実は、社会人1~5年の若年層においては一位という結果が出ています。ポイント・割引制度は、自分で働くようになってから、出費を抑えるために、とてもよい得策といえます。
最近では、このポイント・割引制度を使って、マイルに交換し、特典航空券に変える“陸マイラー”の学生も増えつつあります。
以上の4つのきっかけを踏まえ、学生がクレジットカードを作る際に、以下の3つのポイントを重要視していることがわかりました。
学生がカードを作る際に重視するポイント
- 高いポイント還元や割引がある
- ネットショッピングで簡単に決済できる
- 海外旅行傷害保険付き
次では、この3つのポイントを押さえ、学生向けの賢いクレジットカードの選び方を伝授します。
学生向けの賢いクレジットカードの選び方
最近は、学生向けのクレジットカードもたくさん出てきました。
その豊富な選択肢の中で、選ぶ際に注意したいポイントをお教えします!
その1.ポイント還元率をチェックすべし
クレジットカードの公式ホームページや比較サイトでは、ポイント還元率という言葉が出てきます。
ポイント還元率とは、買い物した額につき、加算されるポイントの還元率です。
例えば、100円に1ポイント貯まれば、還元率は1%となります。
クレジットカードの還元率は0.5%が一般的です。
1%以上であれば、かなりの高還元率といえます。
還元率は最低でも1%以上のクレジットカードを狙いましょう。
「還元率1%以上のクレジットカードなんてどこにあるの?」という方のために一例を紹介しておくとオリコカードはポイント還元率1%の高還元率なカードです。
オリコカードは、年会費が無料でポイント還元率が常時1%の高還元率カードです。
更に、オリコ会員専用サイトのオリコモールを経由してAmazonや楽天市場などの通販で買い物をすると、ポイント還元率が0.5%~10%アップします。
貯めたポイントはAmazonギフト券やiTunesコードなどに交換ができるので通販をよく使う学生、スマホアプリに課金をしている学生におススメです。
その2.ネットショッピング決済には手数料いらずのクレジットカードがベスト
インターネットショッピングを利用するときの決済方法は
❶銀行・コンビニ振り込み
❷商品と引き換えに現金払いする「代引き」
❸クレジットカード決済
の3つが一般的です。
銀行やコンビニでの振り込みを選択すると、手数料がかかる、店側が振り込みを確認するまで商品発送されないなどのデメリットが生じます。
代引きも、別途手数料がかり、費用がかさみます。
しかし、クレジットカード決済にすれば、インターネット上で必要な情報を入力するだけで、すぐに商品の発送手続きが開始され、手数料もかかりません(一括払いのみ)。
ネットで自分のカード情報が漏れて、身に覚えのない利用があったら?と心配している人も多いと思います。
それに関しても、最近のカードは安全管理がしっかりとされ、オンラインショッピングのプロテクト機能も格段にアップしました。
もし不正利用があったとしても、それを補償してくれるカード会社も増えてきました。
よくネットショッピングをするという人は、不正利用補償制度のあるカード会社を選ぶようにしましょう。
その3.海外旅行・留学には、ポイントも貯まる海外旅行障害保険付きのものを選ぶべし
海外旅行や留学には、国内・外で便利なVISAやMASTERの国際ブランドを選びましょう。
また、高額な旅行保険にも入らなくてもよいよう、旅行傷害保険付帯のクレジットカードもあるので、ぜひ保険付きのカードを選ぶようにしましょう。
海外旅行傷害保険は、旅行先で怪我や事故、病気などで治療を受けた場合や、携行品の盗難や破損といった場合に補償してくれる保険です。
学生向けに、年会費無料、且つこのような旅行傷害保険付きのクレジットカードも出ています。
その場合は、自動付帯のものを選ぶようにしてください。
というのも、選んだクレジットカードが、自動付帯ではなく、利用付帯の場合だと、海外旅行のパック料金や航空運賃をカード決済しないと保険が適用されません。
しかし、自動付帯は、カードを持っているだけで保険が適用されます。
近々、旅行や留学の予定がある場合、旅行傷害保険が自動付帯されたクレジットカードに重点を置いて、探してみたらよいでしょう。
「海外旅行傷害保険が自動付帯されているカードなんてどこにあるの?」という方に向けて2つの具体例を紹介すると「学生専用ライフカード」と「エポスカードvisa」は海外旅行傷害保険が自動付帯されているカードになります。
年会費無料で海外旅行傷害保険が自動付帯されている学生専用カードです。
自動付帯ですので、カードを携帯するだけで、自動的に保険の補償が受けられます。
また、海外旅行先でカードショッピングをすると、利用金額の5%がキャッシュバックされるという、このカードだけのサービスもあります。
通常のポイント還元率と比べると、10倍もお得になるのでおすすめです。
海外利用の際は、通常ポイント+このキャッシュバックも付与されるので、合計すると5.5%の還元率(例えば1万円の買い物をして、550円が戻ってくる!)になります。
アンケート調査をみると、学生の半分はクレジットカードを保有していないということがわかりました。
これはクレジットカードを必要としていないというよりも、クレジットカードの便利な使い方を知らないだけなのかもしれません。
現金を持たずに買い物ができるというだけでは、あまりメリットを感じないのでしょう。
最近では、クレジットカード以外にも、電子マネーやデビットカード、プリペイドカードといった決済手段が普及してきています。
わざわざ審査を受けてまでクレジットカードを作ろうと思わないのも、無理はありません。
しかし、クレジットカードのメリットは、現金を持たなくてすむ便利さよりも、むしろ、付帯されているサービスにあります。
特にネットショッピングや海外旅行では、ほかの決済手段にはないインセンティブやサービスが豊富にあります。
今まで、クレジットカードに興味がなかった学生さんも、これを機に一度検討してみてはいかがですか?