世界1億ダウンロード突破の「メルカリ」人気の理由に迫る
- スマホ1つで不用品を売買できることで多くの人が利用しているフリマアプリですが、中でもメルカリの人気は凄まじく、2017年には世界1億ダウンロードを突破しています。個人間での売買だけでなく、同社が運営するキャッシュレス決済メルペイの普及など、なぜこんなにも人気を集めているのでしょうか。
まねーぶの調査ページ「まねーぶ調べ」では、メルカリ利用者に調査を行い、メルカリの利用状況やメルペイの利用有無、印象的な取引エピソードを明らかにました。
調査回答者の属性(n=500)
- 性別:男性28.8%/女性71.2%
- 年代:20代23.6%/30代44.2%/40代22.6%/50代9.0%/60代0.6%
- 婚姻・子供:未婚・子なし38.78%/未婚・子あり4.4%/既婚・子なし15.2%/既婚・子あり41.6%
- 職業:正社員36.6%/契約社員・嘱託社員3.8%/派遣社員3.0%/パート・アルバイト18.6%/フリーランス・業務委託7.6%/自営業・自由業5.2%/専業主婦(主夫)19.8%/学生2.4%/無職3.0%
- 世帯年収:100万円未満36.2%/100万円以上~150万円未満10.4%/150万円以上~300万円未満20.8%/300万円以上~500万円未満21.8%/500万円以上~700万円未満6.8%/700万円以上~1,000万円未満3.4%/1,000万円以上0.6%
調査1:メルカリの利用状況
全国20代〜60代のメルカリ利用者500人に利用調査をしたところ、メルカリの利用開始時期については、「2019年〜」が21.4%と最も多く、「2018年〜」が20.4%、「2020年〜」が15.2%と続き、6割以上が2018年以降とここ数年で利用者が増えていることがわかります。
利用方法については半数以上が「販売/購入両方」で利用していることが明らかになりました。
月間の売上平均額については、「1,000円〜5,000円未満」が42.2%と最も多く、最高が300,000円、平均が22,709円、中央値が10,000円という結果です。
月間の購入平均額については「1,000円未満」が46.6%と最も多く、最高が160,000円、平均が10,790円、中央値が5,000円でした。
調査2:メルカリを選んだ理由
他のフリマアプリとの併用せず「メルカリのみ利用」が最多
多くのフリマアプリの中からメルカリを選んだ理由については、1位「ユーザー数が多い」が305人、2位「出品数が多い」が276人、3位「有名だから」が191人という結果でした。
メルカリの他に利用しているフリマアプリについては、1位「メルカリのみ利用」が228人と突出し、2位「ラクマ」が164人、3位「ヤフオク」が119人と続きました。
調査3:メルカリで売買しているものとは?
メルカリで取引しているものについては、販売/購入ともに「衣類」が最も多く、(販売217人、購入158人)次いで「本、音楽、ゲーム」(販売142人、購入141人)、「雑貨、インテリア、日用品」(販売101人、購入103人)という結果でした。販売も購入もあまり差がなく、誰かにとっては不用品でも誰かにとっては必要なものであるというフリマアプリの特性がよく表れている結果となっています。
調査4:メルペイの利用状況
メルペイの利用状況については、「利用している」と回答した人は3割にとどまりました。メルカリ内だけでなく街の買い物でも利用でき、特にメルカリ内では簡単に支払いができるメルペイですが、意外にも利用者が少ない印象です。
どのように利用しているかについては、「メルカリでの売上金をメルペイで利用」が132人と以降の「メルカリでのポイントをメルペイで利用」の65人と2倍以上の差をつけてトップとなりました。
利用しているところについては、「メルカリ内」が116人、「街でのお買い物」が113人と、メルカリ内だけでなく日常でも多く使われている様子がうかがえます。
利用していない人の理由については、「他のスマホ決済を利用している」が126人と以降の「メルカリの売上を現金で受け取りたい」の64人と約2倍の差をつけて理由のトップとなっています。
調査5:印象的な取引エピソード
メルカリは非対面の取引であるうえ、利用者も多くさまざまな取引エピソードがあることでしょう。利用者が今まで印象に残っている取引エピソードを聞いてみました。
メルカリ利用者の声(良かったこと)
メルカリ利用者の声(残念だったこと)