令和3年新社会人が持ちたい憧れのクレジットカードランキング
調査背景- 令和3年も4月を目前に新年度が始まろうとしています。この春から新社会人になる人たちは、大人のたしなみとしてクレジットカードを作りたいと考えている人も多いでしょう。クレジットカードだけでなくスマホ決済や電子マネーなどのキャッシュレス決済が普及している中、現代の新社会人が憧れるクレジットカードはどれなのでしょうか。
まねーぶの調査ページ「まねーぶ調べ」では、2021年4月に新社会人になる男女にクレジットカードに関する意識調査を行い、社会人が持つ理想的なクレジットカードの使い方イメージ、憧れのクレジットカードや不安の声を明らかにし、まねーぶディレクターの最上天晴が総評しました。
調査回答者の属性（n=74）
- 性別：男性47.3％／女性52.7％
- 年齢：未成年2.7％／成人（20歳以上）97.3％
- 最終学歴：高等専門学校9.5％／専門学校10.8％／4年制大学66.2％／大学院8.1％／その他5.4％
- 居住形態：実家（戸建て）45.9％／実家（賃貸）16.2％／一人暮らし（賃貸）33.8％／学生寮1.4％／その他2.7％
- 予定年収：100万円未満14.9％／100万円以上～150万円未満8.1％／150万円以上～300万円未満35.1％／300万円以上～500万円未満32.4％／500万円以上～700万円未満8.1％／700万円以上～1,000万円未満1.4
調査１：新社会人がイメージする大人の理想的なクレジットカードの使い方
令和3年4月に新社会人になる男女74人にクレジットカードに関する意識調査をし、大人の理想的なクレジットカードの使い方について、意見を聞いてみました。これから新社会人となる人たちは、どのようなシーンに憧れているのでしょうか。
新社会人がイメージする大人の理想的なクレジットカードの使い方
調査２：クレジットカードの保有枚数
新社会人のクレジットカード保有枚数については、「1枚」が45.9％と最も多く、「2枚」が23.0％、「0枚」が21.6％と続きました。保有枚数が1枚の人の意見としては、複数枚持つことで管理が大変という意見や親から反対されているという意見が多く目立ちました。複数枚持っている人は、すでにお得な使い分けを意識している様子が伺えました。一方で、クレジットカードの作り方や使い方に不安を感じ、社会人になってから作ろうと考えている意見もあり、意識が分散される結果となっています。
調査３：社会人になって持ちたいクレジットカード
半数がステータスカードに憧れあり
新社会人になって持ちたいクレジットカードの憧れの色については、「ゴールドカード」が31.1％、「プラチナカード」が4.1％、「ブラックカード」が14.9％と合わせて50.0％がステータスカードに憧れているということが分かりました。
憧れのクレジットカード名については、「楽天カード」が20人と最も多く、「特に無い（現状持っているクレジットカードのままで良い）」が13人、「アメリカンエキスプレスカード」が11人と続きました。
憧れのクレジットカードを選んだ理由については、「ポイント還元率が良い」が27人と最も多く、「見た目が良い」が20人、「使っている人が周りにいる」が15人と続きました。
調査４：新社会人がクレジットカードを使いたいお店・サービス
新社会人がクレジットカードを利用したいお店やサービスについては、「ネットショッピング」が62人と突出し、「ファッションストア」が27人、「飲食店」が26人と続きました。新社会人になる人は20代前半が多く、ネットショッピングに慣れている人が多いことがうかがえる結果といえます。
調査５：新社会人のキャッシュレス決済の利用状況
今後1番利用頻度が高くなりそうなのは「スマホ決済」と回答した人が最も多い
クレジットカード以外で現在利用しているキャッシュレス決済については、「何も利用していない」が32.4％と最も多く、「電子マネーを利用」が27.0％、「スマホ決済を利用」が25.7％と続きました。電子マネーやスマホ決済など、学生のうちから使いこなしているイメージでしたが、「何も利用していない」人が最も多い意外な結果となりました。
現在キャッシュレス決済を利用している人が、クレジットカードを含めて今後1番利用頻度が高くなりそうなのはどれかについては、「スマホ決済」が44.0％と最も多く、「クレジットカード」が38.0％、「電子マネー」が18.0％という結果でした。
調査６：新社会人が感じるクレジットカードに対する不安
新社会人はクレジットカードに関して分からないことや不安に感じることが多くあるようです。どのようなことを感じているのか、新社会人たちの声をご紹介します。
新社会人のクレジットカードに対する不安の声
総評
まねーぶディレクター
スマートに支払ったり、さりげなくステイタスカードを出す姿が「カッコいい大人」と映るのでしょう。
ステータスカードが50％の支持を受けている反面、残りの半数は一般カードに憧れているというのも、
最近の学生たちのミニマムな思考を反映していると思います。
ですから、カードを選んだ理由の1位が「ポイント還元率が高い」というのも納得がいきますね。
いずれにしても、新社会人のクレカライフは始まったばかり。
色々とカードを使っていく中で、「自分にとって使いやすいものはどれか」が分かってくるようになっていくと思われます。
株式会社ＧＶ・メデイアディレクター。
クレジットカード・電子マネーの専門家。
早稲田大学卒業後、日之出出版、扶桑社、主婦の友社で20年に渡り、雑誌・書籍の編集に携わる。
2012年に主婦の友社を退社し、株式会社ＧＶのメディアディレクターに就任。
クレジットカードや引越しをはじめ、様々なジャンルのメディアを立ち上げた。電子マネー、クレジットカード、カードローンなどが高度に複雑化しているにもかかわらず、一般ユーザーに分かりやすい情報を提供するWEBメディアがないことを危惧。ユーザーファーストなお金のWEBメデイアとして「まねーぶ」を2018年に立ち上げる。
クレジットカード、電子マネー、カードローンなどお金周りの情報に強いが、特にクレジットカードと電子マネーの情報に精通している。クレジットカードや電子マネーへの深い知識を活かして、専門家プロファイルでクレジットカードの専門家として活動、オンライン講座「あなたにピッタリのクレジットカードの選び方」も定期的に開催している。