学生が作ったクレジットカード、記念すべき最初の1枚は?

調査背景
    高校を卒業して18歳以上になると、学生でもクレジットカードの発行が可能になります。アルバイトを始めたり、親元を離れて一人暮らしをするなど、生活環境も大きく変わることで、クレジットカードを初めて作ろうと考える学生も多いのではないでしょうか。

    まねーぶの調査ページ「まねーぶ調べ」では、クレジットカードを利用している学生に利用調査を行い、学生のクレジットカード保有状況、初めてのクレジットカードや作った理由、利用店、クレジットカードに対する理解度を明らかにし、まねーぶディレクターの最上天晴が総評しました

調査回答者の属性(n=125)

調査対象:全国学生クレジットカード利用者125人

  • 性別:男性32.0%/女性67.2%/未回答0.8%
  • 年齢:未成年12.0%/成人(20歳以上)88.0%
  • 学校:高等専門学校3.2%/専門学校12.0%/2年制短期大学0.8%/4年制大学73.6%/大学院10.4%
  • 居住形態:実家(戸建て)37.6%/実家(賃貸)9.6%/一人暮らし(賃貸)44.8%/学生寮2.4%/その他5.6%
  • アルバイト月収:収入なし16.0%/3万円未満24.0%/3万円以上~5万円未満16.8%/5万円以上~10万円未満31.2%/10万円以上12.0%

調査1:学生のクレジットカードの保有・利用状況

学生のクレジットカード保有枚数は半数以上が「1枚」
利用頻度は「週に2〜3日」、毎月の利用金額は「10,000円以上30,000円未満」が最多

クレジットカードを利用している学生に利用調査をしたところ、保有枚数については、「1枚」と回答した人が57.6%と半数を上回り最多となりました。次いで「2枚」が24.0%、「3枚」が10.4%という結果でした。
利用頻度については、「週に2〜3日」が28.0%と最も多く、「週に1回」の27.2%、「ほぼ毎日」の8.0%と合わせて半数以上が「週に1回以上」クレジットカードを利用していることが分かりました。
毎月の利用金額については、「10,000円以上30,000円未満」が38.4%と最も多く、「30,000円以上50,000円未満」が20.0%、「5,000円未満」、「5,000円以上10,000円未満」が同率で16.0%と続く結果でした。

調査2:学生の初めてのクレジットカードは?

学生が最初に作ったクレジットカードは「楽天カード」が1位、
8割以上がそのままメインカードとして利用
学生がクレジットカードを作った理由は「便利だと思った」が1位

学生が最初に作ったクレジットカードについては、1位が「楽天カード」33人、2位が「三井住友カード」22人、3位が「JCBカード」と続きました。また8割以上の人が、最初に作ったクレジットカードをメインカードとして利用していることが分かりました。
残りの2割の人が現在メインで利用しているクレジットカードについては、1位が「楽天カード」9人、2位が「三井住友カード」4人、3位が「JCBカード」3人と、最初に作ったクレジットカードと同じ順位となりました。どちらのランキングも「楽天カード」が人気を集めており、最初に別のクレジットカードを作った学生でも、「楽天カード」を利用していることが明らかになりました。

学生がクレジットカードを作った理由については、1位が「便利だと思った」61人と最も多く、2位が「ポイントを貯めたかった」44人という結果でした。3位に「ネットショッピングでの決済が簡単にできる」がランクインするのは、幼い頃からネット環境が身近にあり、ネットショッピングを多く利用する学生らしい結果となっています。

調査3:学生のクレジットカードの利用店・サービス

学生がクレジットカードを利用する店・サービスは「ネットショッピング」が飛び抜けて1位

学生のクレジットカード利用店・サービスについては、1位が「ネットショッピング」110人と2位の「食料品、日有用品(スーパー、コンビニ、ドラッグストア等)」48人、3位の「ファッションストア」39人と2倍以上の差をつける結果となりました。利用店においても、幼い頃からネット環境が身近にある現代の学生たちの状況を反映した結果となっています。

調査4:学生のクレジットカードへの理解度

学生の5人に1人がクレジットカードをあまり理解していない
クレジットカードの情報収集方法は「クレジットカードについて記載のWEBページ」、
「クレジットカード会社HP」が多い

クレジットカードについてどのくらい理解していると思うかについては、「少し理解している」と回答した人が48.0%と最も多いことが分かりました。一方で、「あまり理解していない」、「理解していない」と回答した人が合わせて20.0%と、学生の5人に1人がクレジットカードについてあまり理解できておらず、不安に感じている様子がうかがえます。
クレジットカードについて分からないときの情報収集については、「クレジットカードについて記載のWEBページを見る」が79人と最も多く、「クレジットカード会社HPを見る」が74人、「人に聞く(家族、友人など)」が58人と続きました。

学生がクレジットカードを利用していて不安な点やよく分からないこと、実際に失敗したエピソードを聞いてみました。

学生たちの声

毎月の収入見込でクレジットカードを利用していた結果、コロナ化でバイトに入れなくなって収入が少なくなった際に、分割払いに変更せざるおえなくなり困った。分割払いをしたあとは、毎月分割分も計算して使わなければならないので、未来の収入を当てにしないようにしたいと思っている。(男性/4年制大学)
海外旅行でクレジットカードを使用した際に、カード番号が不正に抜き取られたようで、不正に利用されていたことが判明した。それ以来、海外ではクレジットカードを使うことが怖くなってしまった。何か対策があれば教えて欲しい。(女性/大学院)
銀行に入れていたお金より多く使ってしまったことに気づかず、支払いが遅れてしまい、振り込まなければならなくなった。その際、振込先を間違えてまったく知らない人にお金を振り込んでしまった。二度と失敗しないように残高を確認し、用心してクレジットカードを使うようになりました。(女性/専門学生)

総評

最上天晴
最上 天晴
まねーぶディレクター
楽天カードは、やはり学生にも人気が高いですね。ネットショッピングに慣れている学生にとっては、非常に使いやすいカードだからこそ、人気を集めているのだと思います。

2位の三井住友カードは、学生限定のデビュープラスが非常にスペックが高いのが支持されている理由でしょう。
26才になるとプライムゴールドに自動的に切り替わるの魅力です。

カードを持つ理由の1位が便利そうだから、というのはカードを持ったことのない学生ならではですね。
電子マネーなどに比べて、使える範囲が格段に広がるというイメージを持っているのだと推測できます。
プロフィール
株式会社GV・メデイアディレクター。
クレジットカード・電子マネーの専門家。

早稲田大学卒業後、日之出出版、扶桑社、主婦の友社で20年に渡り、雑誌・書籍の編集に携わる。
2012年に主婦の友社を退社し、株式会社GVのメディアディレクターに就任。

クレジットカードや引越しをはじめ、様々なジャンルのメディアを立ち上げた。電子マネー、クレジットカード、カードローンなどが高度に複雑化しているにもかかわらず、一般ユーザーに分かりやすい情報を提供するWEBメディアがないことを危惧。ユーザーファーストなお金のWEBメデイアとして「まねーぶ」を2018年に立ち上げる。
クレジットカード、電子マネー、カードローンなどお金周りの情報に強いが、特にクレジットカードと電子マネーの情報に精通している。クレジットカードや電子マネーへの深い知識を活かして、専門家プロファイルでクレジットカードの専門家として活動、オンライン講座「あなたにピッタリのクレジットカードの選び方」も定期的に開催している。
調査概要
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2020年●月●日~2020年●月●日
  • 調査対象:ああああああああああああああ
  • 調査結果は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計値は必ずしも100とはなりません。
  • 調査資料は調査期間時点における回答結果に基づいて作成されたものですが、情報の正確性・完全性を保証するものではありません。

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