LINE利用者の誰でも始められる「LINEPay」、利用者のリアルな声は?

調査背景
    SNSが普及する現在の日本国内で圧倒的な支持を集めている「LINE」も、2014年に「LINEPay」のサービス提供を始めました。「LINE」を利用している人なら誰でも簡単に登録できるため、キャッシュレス初心者の方にも簡単に始められるサービスの一つなのではないでしょうか。

    まねーぶの調査ページ「まねーぶ調べ」では、LINEPay利用者100人に意識調査を行い、LINEPayを使い始めた理由や利用店、おすすめの使い方を明らかにし、まねーぶディレクターの最上天晴が総評しました。

調査回答者の属性(n=100)

調査対象:全国20代~60代LINEPay利用者100人

  • 性別:男性27.0%/女性73.0%
  • 年代:20代32.0%/30代38.0%/40代19.0%/50代9.0%/60代2.0%
  • 婚姻・子供:未婚・子なし38.0%/未婚・子あり1.0%/既婚・子なし14.0%/既婚・子あり47.0%
  • 職業:正社員31.0%/契約社員・嘱託社員5.0%/派遣社員3.0%/パート・アルバイト21.0%/フリーランス・業務委託7.0%/自営業・自由業4.0%/専業主婦(主夫)21.0%/学生5.0%/無職3.0%
  • 世帯年収:100万円未満33.0%/100万円以上~150万円未満11.0%/150万円以上~300万円未満24.0%/300万円以上~500万円未満18.0%/500万円以上~700万円未満11.0%/700万円以上~1,000万円未満2.0%/1,000万円以上1.0%

調査1:LINEPayを使い始めた理由

LINEPayを使い始めた理由の1位は「LINEを利用していた」、2位は「ポイントが貯まる」

LINEPay利用者100人にLINEPayの利用調査をしたところ、LINEPayを使い始めた理由については、1位が「LINEを利用していた」91人、2位が「ポイントが貯まる」60人、3位が「キャンペーンを知って興味を持った」26人という結果でした。コミュニケーションツールとして多くの人が利用しているLINEですが、利用者が簡単に始めやすいことが人気に直結する結果となっています。

調査2:LINEPayの利用店・サービス

LINEPayの利用店サービスは、「コンビニ」が最多、LINEクーポンの利用も多い

LINEPayの利用店・サービスについては、「コンビニ」が78人と最も多く、「ドラッグストア」が50人、「スーパー」が29人と続きました。また、LINEクーポンと合わせて利用している店・サービスについても、「コンビニ」が70人と最多で、「ドラッグストア」が44人、「スーパー」が21人と続きました。お得なクーポンが頻繁に発行されることがLINEPayの魅力のひとつであることが見受けられますが、「クーポンを利用しない」と回答した人も5人いることがわかりました。

調査3:LINEPayはメイン利用?サブ利用?

LINEPayをメインで利用している人は「3割」、多くの人がLINEPayをサブとして利用

LINEPayをメインとサブどちらで利用しているかについては、「LINEPayしか使っていない」が21.0%、「LINEPayをメインで利用している(他のスマホ決済も利用している)」が11.0%とLINEPayをメインで利用している人は、3割にとどまりました。
LINEPayをメインで利用していると回答した人の意見には、「他のスマホ決済に比べて信用度が高い」、「LINEを日頃から使っているので利用しやすい」といった声が多く、反対に「LINEPayをサブで利用している人」の意見には、利用店が多いPayPayや楽天ペイと併用している声が多くあがりました。

調査4:LINEPayユーザーのマイランクは?ランクごとのおすすめポイント

LINEPayユーザーのLINEポイントマイランク、1位は「レギュラー」41.0%、2位は「ゴールド」32.0%
月平均ポイント数は「500ポイント以下」、貯め方は「ポイントクラブから条件をこなす」が多い

LINEPayユーザーのマイランクについては、「レギュラー」が41.0%と1番多く、次いで「ゴールド」が32.0%、「シルバー」が22.0%という結果でした。
ひと月どのくらいポイントを貯めているかについては、8割以上の人が「500ポイント以下」と回答しました。
また、LINEポイントの貯め方については、「ポイントクラブから条件をこなす(友だち追加、動画視聴、アプリインストールなど)」が62人と1番多く票を集め、「LINEアンケート」が49人、「LINEPayクレジットカードで決済」、「LINE内のサービスを利用(ショッピング、デリマ、トラベルなど)」がそれぞれ30人と続きました。

LINEPayユーザーはどのようにポイントを貯めているのでしょうか。マイランクごとにポイントを貯める工夫やおすすめの使い方をご紹介します。

レギュラー

LINEのマイカードに追加している、スターバックスなどのサービスのチャージが楽で使用しています。LINEPayからチャージが選べるので簡単だし、たまにクーポンなどのチャージ券が貰えるのでとてもお得です。(20代/女性)

シルバー

LINEPayはランクが上がるたびに、コンビニの割引などのお得なクーポンの配布枚数が変わる。例えば、1000ポイントをキープするとシルバーランクになるので、毎月3枚のクーポンをもらえる。楽天市場を利用するときは、LINEを経由してポイントは二重に貰うようにしている。(50代/女性)

ゴールド

大きい買い物をしてNP後払いを選択し、LINEpayで支払うとランクが上がりやすい。人に送金するときは、普段LINEを使っている感覚でできるので便利。LINEpayは専用のアプリが必要ないため、人に勧めやすいと思います。(50代/女性)

プラチナ

LINEPayが使用できる店では極力使い、そうでない店ではVISALINEPayカードで払っている。水道料金のような公共料金でもLINEPayが使える場合は使い、電気やスマホ、保険等の支払いもVISALINEPayカードでLINEポイントをためている。何と言っても3%の還元率は大きい。(40代/男性)

総評

最上天晴
最上 天晴
まねーぶディレクター
LINEPayは、LINE利用者には導入のハードルが低く、非常に使いやすいキャッシュレス決済です。
利用可能な店舗、サービスも増えてきていますが、PayPay などに比べると見劣りするレベルなので、サブで使用している人が多いのも納得できます。

ただ、LINE Payも状況を打破すべく、積極的に動いています
今年4月、Visa LINE Payクレジットカードの発行を機に、三井住友カードとの関係を強化。
今後はお互いの強みを生かして、新たなキャッシュレス経済圏を構築していくと思われますので、飛躍的に使い勝手がよくなっていくでしょう。

もともとLINE Payは10〜20代のユーザーに人気の高いキャッシュレス決済なので、今後、どのように若者層以外を取り込み、覇権を取りに行くのかに、注目ですね。
プロフィール
株式会社GV・メデイアディレクター。
クレジットカード・電子マネーの専門家。

早稲田大学卒業後、日之出出版、扶桑社、主婦の友社で20年に渡り、雑誌・書籍の編集に携わる。
2012年に主婦の友社を退社し、株式会社GVのメディアディレクターに就任。

クレジットカードや引越しをはじめ、様々なジャンルのメディアを立ち上げた。電子マネー、クレジットカード、カードローンなどが高度に複雑化しているにもかかわらず、一般ユーザーに分かりやすい情報を提供するWEBメディアがないことを危惧。ユーザーファーストなお金のWEBメデイアとして「まねーぶ」を2018年に立ち上げる。
クレジットカード、電子マネー、カードローンなどお金周りの情報に強いが、特にクレジットカードと電子マネーの情報に精通している。クレジットカードや電子マネーへの深い知識を活かして、専門家プロファイルでクレジットカードの専門家として活動、オンライン講座「あなたにピッタリのクレジットカードの選び方」も定期的に開催している。
調査概要
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2020年10月16日~2020年10月21日
  • 調査対象:全国20代~60代LINEPay利用者100人
  • 調査結果は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計値は必ずしも100とはなりません。
  • 調査資料は調査期間時点における回答結果に基づいて作成されたものですが、情報の正確性・完全性を保証するものではありません。

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