自分好みにカスタマイズできる医療保険【NKSJひまわり生命 新健康のお守り】の評判は?

新健康のお守り
おすすめポイント

保障を自分好みにカスタマイズできる

コストを抑えながら、三大疾病も手厚く保障が持てる

2014年5月に損保ジャパン日本興亜ひまわり生命(NKSJひまわり生命)から発売された終身医療保険「新・健康のお守り」。

それまで販売されていた「健康のお守り」をバージョンアップした商品として発売されました。

現在発売中の中でも、コストパフォーマンスに優れた医療保険のうちのひとつです。

オプションを自分好みに設定して、無駄だと思う部分の保険料は払いたくない!という人におすすめです。

新健康のお守り 保険料と保障内容

新健康のお守りは保障が一生涯つづく終身医療保険です。

現在販売中の終身医療保険でも(最安、とは言えないものの)十分保険料が安い部類に入ります。

【保険プラン一例】(30歳男性、入院日額5000円、終身払)

  • 月額保険料:1,692円
  • 入院給付金:病気やけがで入院したとき、1入院につき60日(通算病気で1,000日、けがで1,000日)を限度として、日額5000円が支払われます。
  • 手術給付金:病気やけがで所定の手術や放射線治療を受けたとき、1回につきその内容によって20万円・10万円・5万円・2万5,000円が、何度でも(ただし、骨髄幹細胞の採取術などは1回のみ)支払われます。
  • 先進医療特約:先進医療による療養を受けたとき、技術料と同額が支払われます。この特約は、主契約から外せません。

※上記1692円は、三大疾病支払日数無制限特則が付いた保険料です。この特則は、対面販売では外すことができますが、通販では外せません。

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豊富な選べるオプション

新健康のお守り一番の特長は、選べるオプション(特約と特則)が豊富なところです。

本当に必要な分だけ自分で選び、必要のないものは省くことで、その分保険料を抑えることができるのです。

選べるオプションはこんなにあります。

〈特約と特則〉

オプション1三大疾病支払日数無制限特則三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)による入院については、1入院につき60日の限度日数が無制限に延長されます。
オプション2医療用がん入院特約がんによる入院については、1入院につき60日まで入院給付金に5000円が上乗せされます。
オプション3医療用退院給付特約20日以上の入院で入院給付金を受けとった後に退院したとき、2万5,000円の退院給付金が支払われます。60日以上の入院については5万円が支払われます。
オプション4医療用女性疾病入院特約女性特有の病気・がん・女性にも多い病気による入院については、1入院につき60日まで入院給付金が2,500円上乗せされます。
オプション5七大生活習慣病追加給付特則七大生活習慣病(がん・心疾患・脳血管疾患・糖尿病・高血圧性疾患・腎疾患・肝疾患)による入院については、1入院の限度日数が120日に延長されます。
オプション6医療用特定疾病診断保険料免除特約三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)になった場合、以後の保険料の払い込みが免除されます。
オプション7無事故割引特則加入後5年ごとに通算5日以上の入院給付金の支払がなかった場合、以後の保険料が10%ずつ最大50%まで割引になります。
オプション8医療用三大疾病入院一時金特約三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)になったときに、一時金が支払われます。一時金は5万~100万円から当初に設定できます。
オプション9医療用がん診断給付特約がんと診断されると、何度でも一時金が支払われます。一時金は5万~50万円・75万円・100万円から当初に設定できます。
オプション10医療用がん外来治療給付特約がん治療を目的として外来治療を受けたとき、年間120日を限度に日額5,000円が支払われます。

ピンポイントで自分に必要な保障がわかる人にはいいですが、こんなにたくさんあると、選ぶのが難しいですよね…

ということで、通販では、以下の組み合わせで販売しています。

基本契約オプション1が必ず付帯。
オプションAオプション9とオプション10を基本契約に付けます。
オプションBオプション8を基本契約に付けます。
オプションCオプション6を基本契約に付けます。


オプションAとBを組み合わせることはできませんが、AとC、BとCは組み合わせ可能です。

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だんだん割はお得なのか?

新健康のお守りでは、5年ごとに10%ずつ保険料が割り引かれる「だんだん割」(正式名称:無事故割引特則)を付けることができます。

30歳で加入したとすると、最短で55歳以降は保険料が半額になる!とされていますが、これは本当にお得なのでしょうか?

たとえば、だんだん割を付けると、入院日額を1万円とした場合30歳男性の保険料は3823円です(つけなかった場合は2937円)。

入院給付金の受け取りが5日以上ない5年間が続くと、最短で55歳以降には保険料が1917円となります。5日未満の入院はOKです。以下の図のようなイメージですね。

新健康のお守り 1

仮に30歳から40歳までの入院がなく、41歳で5日の入院をした場合は、45歳以降の保険料は割り引かれず3060円のままになります。

しかし、その後も5日以上の入院がなければ5年ごとの保険料は10%割り引かれ続けます。

新健康のお守り 2

ただし、だんだん割を付けるとスタート時(加入時)の保険料が高くなってしまいます。

・だんだん割を付けた場合 3,823円
・だんだん割を付けなかった場合 2,937円

また、将来保険の見直しをする際に解約してしまうと、将来の割引のために多く支払っていた保険料はムダになってしまうことにも注意が必要です。

負担の大きな手術にも、リーズナブルな保険料で備えられる

新健康のお守りは、手術給付金が最大20万円(入院日額の40倍)と手厚い保障になっているわりに、保険料がしっかり抑えられています。

入院日額5,000円、30歳男性の終身払い月額保険料を、新健康のお守りに合わせて比較してみましょう。

保険新健康のお守りメディフィットA
(メディケア生命)
新キュア
(オリックス生命)
手術給付金20万~2万5000円20万~5万円10万円
先進医療給付金技術料と同額技術料と同額+5万円技術料と同額
1入院の限度日数60日60日60日
七大生活習慣病の
入院限度日数
120日に延長120日に延長120日に延長
三大疾病の
入院限度日数
無制限に延長延長なし
(七大生活習慣病の120日が適用)
無制限に延長
保険料1,742円2,370円1,582円

手術給付金が10万円で固定されているオリックス生命『新キュア』と比較すると、『新健康のお守り』は保険料がやや高くなっています。

また、『新キュア』の三大疾病には急性心筋梗塞以外の心疾患・脳卒中以外の脳血管疾患も含まれているので、保障内容も広いのです。

しかし、このような保険料の差が発生するのは、『新健康のお守り』が手術給付金の金額を20~2万5,000円と幅を持たせ、負担の大きい手術についてはより手厚く保障しているからだと考えられます。

同様に手術給付金額に幅を持たせているメディケア生命『メディフィットA』と比較すると、手術給付金の最低支払額など保障内容に多少の違いがあるものの、月額保険料では628円(2,370円-1742円)と大きな違いがあることが分かります。

がんや三大疾病へは、備えの手厚さまで選択可能

手術給付金額の幅が広いわりに保険料が抑え目の新健康のお守りですが、がん特約・三大疾病特約を充実させたら保険料はどうなるのでしょうか?

がんになったときと三大疾病になったとき、それぞれに一時金50万円が出る特約の保険料を、先ほどの『新キュア』と比較します。

なお、『新健康のお守り』では一時金額は、それぞれ5万円~100万円(入院給付金日額の10倍~200倍)の範囲内で、契約時に選択できます。

『新キュア』『新健康のお守り』
がん一時金50万円月額保険料730円月額保険料620円
三大疾病一時金50万円月額保険料930円月額保険料1,150円

がんについては新健康のお守りの方が若干有利だけど、三大疾病となると若干不利になる、という感じです。

万一の時の備えのために、日々の家計を圧迫するわけにはいかないし、必要な一時金と同額を貯蓄できれば、保険は必要ないとも考えられます。

そんなこともふまえながら、自分に合った保障内容を選ぶことができます。

一時金以外の方法で、がんや三大疾病に備えるオプションもあるので、ニーズにあわせて自分好みにカスタマイズしたい人は検討すべき医療保険ですね。

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