株の銘柄の選び方を解説!身近な企業や株主優待から選ぶ方法
株を買おうと思っても、どのようにして株の銘柄を選べばよいのか、投資の初心者にとっては大変難しいですよね。
株の銘柄の選び方にはいろいろな方法がありますが、初心者が銘柄を選ぶためにおすすめの方法をご紹介いたします。
目次
株の銘柄の選び方
現在の株式市場における上場企業数は全部でいくつあると思われますか。
2018年1月26日現在では、東証一部では2066社、東証2部では522社、マザーズでは1275社その他諸々合わせると全部で3603社にもなります。
このような大変多くの企業の中から特定の株式銘柄を選ぶことは大変難しいことです。
様々な銘柄を選ぶ手法を知り、自らの投資への考えに最も合った投資手法を選ばれてみてはいかがでしょうか。
身近な企業から銘柄を選ぶ方法
株を始めたばかりの投資の初心者にとっては、自分の身近な企業から銘柄を選ぶ方法を取ることをお勧めします。
例えば、日常的にスーパーに行っている方にとっては、魚や野菜などの値段の上下に敏感になっているのではないでしょうか。
また、ファッションに関心を持っている方にとっては、売れ筋の服などに詳しい方もいらっしゃると思います。
例えば、株式会社ユニクロなどの衣料品会社を傘下に持つファーストリテイリングの例を挙げましょう。
ファーストリテイリングの業績の発展には、ユニクロのフリースが空前の大ヒットが大きく貢献しました。
フリースが発売された直後には、多くのアナリストもこれほどのヒットになるとは思わなかったものでした。
しかし、ファッションに関心がある方にとっては予想できたかもしれません。
「好きこそものの上手なれ」ということわざがありますが、株式の銘柄を選ぶ際にも、そのことわざが生きてくると思います。
ただし、インサイダー取引には注意してください。
インサイダー取引とは、例えば、自分が仕事の中で知りえた内部情報などに基づき、株の売買をしてしまうことです。
インサイダー取引を行うと罰せられてしまう可能性があります。
投資家の公平性を守るためのものなので、この点についてはしっかりと認識しておいてください。
話題銘柄を選ぶ方法
株の銘柄を選ぶ方法として、話題になりそうなテーマから銘柄を選ぶ方法があります。
株式市場では、日々のニュースや商品の発表などによって、それらと関係する企業の株に資金が集まることがあります。
例えば、今年であれば労働者不足を背景とした人材派遣や転職関係、人工知能や産業用ロボット、バーチャルリアリティ、次世代ディスプレイである有機ELやカジノなどが市場を騒がすのではという話も出ています。
1年の間でそれらのテーマに関しての報道があると、その度にそれらの企業に関連した企業の株価が反応することがあります。
また、テーマに関しては、先ほどの個別企業に関係するものがある一方、総選挙や金融緩和政策、オリンピックなどの、あらかじめ時期が決まっているような特殊なイベントがテーマとなって多くの銘柄が物色されることがあります。
このような政治的なイベントが市場のテーマとなった場合には、そのイベントが終わると市場が冷える場合があるので注意が必要です。
今年はどのようなテーマが世間をにぎわすのか、それによるインパクトはどのくらいあるのか、それらに関連する企業はどこか等を考えながら、銘柄選定を検討してみてはいかがでしょうか。
配当利回りの高い銘柄から選ぶ方法
配当利回りの高い銘柄から選ぶ方法も人気の投資方法です。
配当利回りの高い銘柄が人気の理由としては、預貯金の金利の低さが大きな原因の一つです。
銀行預金の利率は雀の涙程度のものですが、配当利回りの高いものを見てみると、4%を超えているものさえあります。
配当金は、中間決算と期末決算のタイミングに合わせて年に1~2回、企業が投資家に対して支払うことが多くなっています。
配当利回りが4%の株式を100万円分持っていた場合、税金を考えなければ1年間に4万円の配当金を受け取ることができますから、預貯金と比較すると大変大きいことが理解していただけると思います。
配当利回りが高い銘柄を選ぶには、インターネット証券のツールに多く搭載されているスクリーニング機能を使って検索されることをお勧めします。
また、株主配当をもらうためには、権利確定日と呼ばれる配当をもらえる権利を得られる日に株を保有している必要があります。
権利確定日に株を保有するためには、権利付き最終日に株を購入しておかねばならず、権利確定日の3営業日前までに株を購入しておかなければならないことを覚えておいてください。
ところで、最近では企業が株主重視の傾向が高まっており、配当金額を増やす企業が増えています。
銘柄を選定する際に、いくらくらいの金額の配当金が出されているのか注目してみることも大切ですが、連続して配当を増やしてる企業については、大いに注目してみてもよいかもしれません。
これは、今後の事業について自信を持っているからこそ、配当を増やしているという可能性が高いためで、会社の成長も継続して拡大する可能性が高いといえます。
高い配当金額だけではなく、株価の値上がりによる利益も見込めるのではないでしょうか。
株主優待から銘柄を選ぶ方法
株主優待から銘柄を選ぶ方法も人気の投資手法です。
株主優待とは、企業が株主に対して「株を保有してくれてありがとう」という気持ちを込めて、自社の商品や優待券などを送るものです。
上場企業の約1/3以上が株主優待制度を実施しており、多くの場合は最低売買単位の株主株式を保有していれば株主優待を受けることができる権利がもらえます。
株主優待の内容については、百貨店やスーパーなど企業であれば買い物に関する優待券、食品会社であればその企業が製造している商品や割引券、レストランや居酒屋チェーンなどであれば割引優待券等が挙げられます。
例えば、人気のある株主優待の一つに、「イオン」の株があります。
「イオン」の株主優待は、100株以上を保有する株主に、株数に応じて3~7%のキャッシュバックが受けられる株主優待オーナーズカードが送られます。
日頃の買い物を、「イオン」でしている方にとっては、お得で魅力ある株主優待となっています。
日常よく利用する株主優待のある企業を選ぶことは、銘柄選択をする上でも重要なポイントとなってきます。
生活の中で利用することの多いサービスを提供している企業の株を買い、優待券によってお得にサービスを利用するということも株式投資をしていくうえで大きな魅力の一つです。
また、優待制度を重視している企業は、個人投資家を重視している傾向があり、ディズニーランドやディズニーシーなどを運営するオリエンタルランドは株主優待パスポートを目当てに保有している個人株主が多いことで有名ですが、個人株主の4割以上が10年以上保有しています。
このように、株主優待が充実している企業は、個人株主が長期間保有している場合があり、株価が比較的下落しにくいといえます。
株主優待を受け取る方法
株主優待を受けるためには、株主配当金を受けるのと同様に、購入したい銘柄の権利確定日を確認し、その3営業日前の権利付き最終売買日までに株を購入しておくことが必要です。
そのため、株主優待を受けたい投資家は、その最終売買日までに買いをいれなければならないので、権利付き最終日前は比較的株価が上がりやすい傾向があります。
つまり、それを利用すれば、あらかじめ株式を購入しておいて権利確定日前に売却する、という投資戦略も一考かもしれません。
株の銘柄を選ぶために利用したい書籍
自分で株の銘柄を選ぶのに利用にしたい書籍に、会社情報をまとめた「会社四季報」があります。
また、「会社四季報CD」も発売されています。
「会社四季報」とは、東洋経済が発行する、会社の業績予想を中心に、所在地や財務情報や会社予想や株主など、会社を知るうえで欠かせない重要な情報をコンパクトにまとめた投資情報のハンドブックです。
「会社四季報」は、企業情報の情報源で、とても分かりやすいものです。
書店などでも購入することができますが、実は無料で読むこともできるのです。
「無料」で四季報が読める証券会社
会社四季報のデータを無料で読める証券会社は、GMOクリック証券、SBI証券、SMBC日興証券、楽天証券、マネックス証券、です。
購入するのもいいですが、無料で会社四季報が読めるので、証券口座を開設しておくのもおすすめです。
SBI証券では、口座を開設するだけで、無料で最新の四季報を読むことが出来ます。
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まとめ
株の銘柄の選び方には様々な方法があります。
身近な企業から銘柄を選ぶ方法、話題になりそうなテーマから株の銘柄を選ぶ方法、高い配当利回りの株の銘柄を選ぶ方法、そして様々な株主優待から銘柄を選ぶ方法などがあります。
様々な銘柄を選択する手法がありますが、自分の投資への考え方に沿った投資手法を選ばれでみてはいかがでしょうか。