マイルが貯まるおススメPASMO付帯クレジットカード

クレジットカードの利用だけでなく、PASMOの利用でもマイルを貯めたい。
クレジットカードとPASMOを一枚にまとめたい。

そんな方の為に今回は、「PASMO付帯クレジットカードでマイルを貯める仕組み」や「マイルが貯まるおすすめPASMO付帯クレジットカード」をご紹介します。

PASMO付帯クレジットカードでマイルを貯める仕組み

ここではPASMO付帯クレジットカードを持ったことがない方の為に、PASMO付帯クレジットカードでマイルを貯める仕組みを説明していきます。

カード会社から付与されるポイントをマイルに交換

一般的にクレジットカードはショッピング等でカード決済した場合、ご利用金額に応じて各カード会社が指定した還元率で、各カード会社のポイントが付与されます。

各カード会社によってマイル交換レートは違いますが、航空会社と提携しているカード会社であれば、「カード会社から付与されるポイント」を自動または手動で「マイル」に交換する事が出来ます。

例えば、三井住友カードのVポイントは1,000円(税込)に付き1ポイント付与され、自動または手動でマイル交換レート1ポイント⇒5マイルから交換出来ます。

PASMOオートチャージ機能で貯めたポイントをマイルに交換

PASMOオートチャージサービスとは、PASMO電子マネー残高が指定した金額を下回れば、クレジットカード決済で自動的にPASMO電子マネーがチャージされるサービスです。

事前に申込が必要で、PASMO鉄道事業者または発行カード会社から受取る申込書に必要事項を記入、送付します。
PASMOオートチャージサービスを利用する為には指定クレジットカードとPASMOオートチャージサービス機能付PASMOが必要で、指定クレジットカードは「小田急OPクレジットカード」、「京王パスポートカード」、「京急プレミアポイントカード」、「京成カード」、「SEIBU PRINCE CLUBカードセゾン/SEIBUプリンスカード」、「相鉄カード」、「東急カード」、「Tokyo Metro To Me CARD」、「横浜交通hama-eco card」、「東武カード」以上10社の鉄道系カードです。

PASMO付帯クレジットカードでは、チャージまたはオートチャージの際にも各カード会社が指定する還元率でポイントが付き、それをマイルに交換出来ます。

PASMO定期券をカード決済して貯めたポイントをマイルに交換

定期券として使えるPASMO一体型クレジットカードであれば、定期券をカード決済する際もカード会社のポイントが付与されます。

東京メトロが提供するソラチカカードであれば、定期券をソラチカカードで支払うと、1,000円に付き5マイル+5メトロポイント付与されます。

「ソラチカカード」通勤定期券でどれくらいのマイルが貯まるか検証

PASMO利用で、実際にどれくらいのマイルが貯まるか把握したい方もいるでしょう。
そこで、東京メトロが発行する「ソラチカカード」で決済した6ヶ月通勤定期券で、どれくらいのマイルが貯まるのか検証してみます。

東京メトロ「丸ノ内線」池袋駅~大手町駅間6ヶ月通勤定期券で検証

ソラチカカードでPASMO定期券をカード決済で購入すると、メトロポイントが1000円につき5P、JCB Oki Dokiポイントが1000円につき1Pがダブルで付与されます。
貯まったメトロポイントとJCB Oki Dokiポイントは、それぞれ100メトロP⇒90マイル、Oki Dokiポイント1P⇒5マイルから交換出来ます。

例えば、東京メトロ「丸ノ内線」池袋駅~大手町駅間6ヶ月通勤定期券を購入する場合、40,400円の定期代が掛かります。(2016年度東京メトロ各駅一日平均乗降人員ランキングにて、1位が「池袋駅」、2位が「大手町駅」)
これをソラチカカードで決済すると、メトロPが202P、JCB Oki Dokiポイントが40P手に入ります。

それぞれマイルに交換する場合、メトロポイント202P⇒181マイル、JCB Oki Dokiポイント40P⇒200P、合わせて381マイルがPASMO定期券利用だけで手に入ります。

マイルが貯まるおすすめPASMO付帯クレジットカード

まず、ANAと提携している鉄道系カードでPASMOオートチャージ・定期券購入でポイントが付くカードは、ToMeカード(東京メトロ)・東急カード・京急カード・京成カードの4つの鉄道会社カードです。

JALと提携している鉄道系カードでPASMOオートチャージ・定期券購入でポイントが付くカードでは、東急カードが該当します。

※JALと提携していてクレジット機能がある小田急ポイントカードは、PASMOオートチャージでは小田急ポイントが付与されますが、定期券購入では小田急ポイントは付与されません。

今回はその中でも、ANAまたJALマイレージ機能が付いたおススメPASMOクレジットカードを紹介します。ご自身が東京メトロを頻繁に利用するのであれば、「ソラチカカード」、東急線を頻繁に利用するのであれば「TOKYU CARD ClubQ JMBカード PASMO」、「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMOマスターカード」がおススメです。

ANA TOKYU POINT ClubQ PASMOマスターカード

年会費(税別)初年度無料、2年目以降2,000円
マイル移行レート1,000TOKYUポイント=750マイル
マイル移行手数料・5マイルコース:無料
・10マイルコース:年間6,000円(税別)
旅行傷害保険・海外旅行傷害保険:最高1,000万円
・国内旅行傷害保険:最高1,000万円
公式HP https://www.smbc-card.com/nyukai/affiliate/anatopclubq/index.jsp

ANA TOKYU POINT ClubQ PASMOマスターカードは三井住友、東急グループが発行するANAマイレージ機能が付いたPASMO一体型ANAカードです。
Vポイント、TOKYUポイント、ANAマイルの三つのポイント機能が付いており、VポイントとTOKYUポイントを全てANAマイルに集約することが出来るので、非常に効率よくマイルを貯める事が出来ます。

貯まったTOKYUポイントをマイルに交換

ANA TOKYU POINT ClubQ PASMOマスターカードでは、TOKYUポイント加盟店でカード決済、PASMOオートチャージ、PASMO定期券購入するとTOKYUポイントが付与されます。

東急グループ店によって還元率は違いますが、東急百貨店では年間購入金額に対して3~10%のTOKYUポイント、東急ストアでは200円(税抜)に付き1ポイントのTOKYUポイントが付与されます。

PASMOオートチャージに関しては、チャージ金額に対して0.2%のTOKYUポイント、
PASMO定期券に関しては0.5%のTOKYUポイントが付与されます。

貯まったTOKYUポイントは、1000TOKYUポイント⇒750マイルから交換が可能です。

入会時、継続時に最大1,000マイルのボーナスマイルが貰える

ANA TOKYU POINT ClubQ PASMOマスターカードであれば、入会時だけでなく、持っているだけで毎年最大1,000マイルのボーナスマイルが付与されます。

使っている時だけでなく、持ち続けるだけで勝手にマイルが貯まるので効率的にマイルを貯める事が出来ます。

カード決済で貯まったポイントが勝手にマイルに交換される

ANA TOKYU POINT ClubQ PASMOマスターカードで通常決済、PASMO定期券購入すると、三井住友のVポイントが1,000円(税込)に付き1ポイント貯まります。

カード申込時にマイル自動移行方式を選ぶと、毎月Vポイント1ポイント=5マイル換算でマイルに自動で交換されます。(年度ごとに移行手数料税別6,000円支払うと、Vポイント1P=10マイルのレートで交換可能)

ANA To ME CARD PASMO JCB(ソラチカカード)

年会費(税別) 初年度年会費無料、2年目以降2000円
マイル移行レート・100メトロP=90マイル
・1OkiDokiP=3~10マイル
マイル以降手数料・5マイルコース:無料
・10マイルコース:年間5,000円(税別)
旅行傷害保険
・海外旅行傷害保険:最高1,000万円
・国内旅行傷害保険:最高1,000万円

ソラチカカードは一枚でANAマイル、JCB Oki Dokiポイント、東京メトロポイントが貯まるPASMO一体型ANAカードです。定期券、オートチャージ機能搭載可能で、東京メトロを頻繁に乗る方は持つべき一枚です。

100メトロポイント⇒90マイルの高還元率でマイルに交換出来る

ソラチカカードでは、東京メトロ1乗車に付き、平日であれば5メトロポイント、土日であれば15メトロポイント付与されます。

またメトロポイントPlus加盟店でPASMO電子マネーを利用する場合も東京メトロポイントが付与されます。
加盟店舗の場合、200円(税込)利用に付き1メトロポイント、
メトロポイントPlusロゴが貼られた自動販売機の場合は100円(税込)利用に付き1メトロポイントです。

貯まったメトロポイントはなんと、メトロポイント:ANAマイル=10:9の高還元率レートで交換出来、100メトロポイント⇒90マイルから交換出来ます。
1乗車換算なので、通勤で東京メトロを利用する場合、通勤距離に関係なくメトロポイントがザクザク貯まり、ANAマイルにどんどん交換できます。

尚、東京メトロポイントを獲得するためには、「メトロポイントPlus」の登録が必要です。

PASMOオートチャージ、東京メトロ定期券購入で直接ANAマイルが貯まる

PASMOオートチャージ1,000円に付きJCB Oki Dokiポイント1ポイント分が付与されます。
また、東京メトロ定期券をソラチカカード決済して購入する場合も1,000円(税込)に付きOki Dokiポイントが1ポイント分付与されます。

貯まったOki Dokiポイントはカード申込時にマイル自動移行・移行手数料無料コースを選択すれば、1Oki Dokiポイント⇒5マイルのレートで交換できます。(年間、税別5,000円の移行手数料を支払えば、1Oki Dokiポイント⇒10マイルのレートで交換可能)

ポイントサイトを使ってさらにマイルを貯める裏ワザ

ソラチカカードのメトロポイント:ANAマイル=10:9という高還元率レートを利用して、「ポイントサイト」で獲得したポイントを高還元率でマイルに交換する方法があります。

「ポイントサイト」とは、サイト内の広告の品やサービスを購入・利用したり、アンケートに答えることによってポイントを獲得できるサイトです。
獲得したポイントは、ポイントサイトで商品購入代金に充てたり、他の提携ポイントに交換する事が出来ます。

今回は「Gポイント」というポイントサイトのGポイントを使って、ANAマイルに高還元率で交換する方法を紹介します。

Gポイントは1ポイント=1円の価値があり、メトロポイントに交換も出来るし、直接ANAマイルに交換も出来ます。
しかし、直接GポイントをANAマイルに交換するよりメトロポイントを介した方がより多くのマイルを獲得する事が出来るのです。

300Gポイントをメトロポイントを介すか否かで、どれほど獲得するマイルに差があるのか見ていきましょう。

①300Gポイントを直接ANAマイルに交換する場合

交換レートは30Gポイント⇒10マイルなので、

300Gポイント⇒100ANAマイル

②300Gポイントをメトロポイントを介してANAマイルに交換する場合
Gポイント:メトロポイントの交換レートは100Gポイント⇒100メトロポイントなので、
300Gポイント⇒300メトロポイント⇒270ANAマイル

このように、メトロポイントを間に挟むか挟まないかで、2倍以上の開きがある事が分かります。
メトロポイント:ANAマイル=10:9のレートは、他のマイル交換レートと比べてもかなり高還元率なので、利用する手はないですね。

TOKYU CARD ClubQ JMBカード PASMO

年会費(税別)初年度無料、2年目以降1,000円
マイル移行レート2,000TOKYUポイント=1,000マイル
マイル移行手数料無料
旅行傷害保険・海外旅行傷害保険:最高1,000万円
・国内旅行傷害保険:最高1,000万円

TOKYU CARD ClubQ JMBカードPASMOは東急グループが発行する、JALマイレージ機能が付いたPASMO分離型JALカードです。

東急鉄道や東急グループ店でカード決済するとTOKYUポイントが貯まり、2000TOKYUポイント⇒1000JALマイルのレートで交換出来ます。
東急鉄道沿線に住んでいる方であれば、利用価値のあるカードです。

PASMO定期券、PASMOオートチャージでTOKYUポイントを貯める

「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」に登録してPASMO定期券を購入、PASMOオートチャージに設定すると購入金額の1%分のTOKYUポイントが付与されます。

また早起きして午前7時までに東急線各駅の自動改札機から入場すると、1日1回のみTOKYUポイントが5ポイント付与されるサービスもあります。

東急グループ、提携企業のお店でTOKYUポイントを貯める

基本的にTOKYU CARD ClubQ JMBカードPASMOで決済すると、ご利用金額の1%分のTOKYUポイントが付与されます。(ご利用代金Web明細サービスへの登録をしなければ0.5%)

さらに東急ストアや東急ハンズなどの東急グループのお店、その他提携店でTOKYU CARD ClubQ JMBカードPASMOを提示すれば、現金払いあっても購入額に対し最大10%分のTOKYUポイントが加算されます。

PASMO「一体型」とPASMO「分離型」どっちが良い?

PASMO付帯クレジットカードでは、クレジットカード本体にPASMO ICチップが組み込まれている「一体型」タイプと、クレジットカード本体とPASMO ICカードが別になっている「分離型」タイプがあります。

ここではそれぞれのメリット、デメリットを紹介します。

PASMO一体型タイプのメリット、デメリット

「一体型」タイプのメリットとしては、クレジット機能とPASMO機能が一枚で完結するので、財布にいれてもかさばらない事が挙げられます。

デメリットとしては、紛失してしまった際にクレジット会社と鉄道会社のどちらにも問い合わせて再発行しなければならないので、非常に手間が掛かります。
また、元々PASMOを持っていた場合、「一体型」タイプのクレジットカードに元々持っているPASMOを紐づける事は不可能です。

PASMO分離型タイプのメリット、デメリット

「分離型」タイプのメリットは、「一体型」タイプと違って分離しているので紛失リスクを最小限に抑えれる点と、元々持っているPASMO(名義が書かれた記名カードに限る)をそのまま紐づける事が可能です。

デメリットとしては、クレジットカードとPASMO ICカードの二枚持ちなので、財布に入れると少々かさばってしまう点と、クレジットカードとPASMO ICカードを紐づける手間が掛かるという点が挙げられます。

利便性を考えるなら「一体型」、安全性を考えるなら「分離型」

クレジットカードとPASMO定期券を別々持つのが何より億劫と感じる方は、PASMO「一体型」タイプを選びましょう。

万が一PASMO一体型クレジットカードを紛失して日々の通勤に支障をきたすのが嫌だ、再発行が面倒と感じる方はPASMO「分離型」タイプをおススメします。

まとめ

カード決済ポイントをマイルに交換できるPASMO付帯クレジットカードにおいて、PASMOオートチャージ・定期券購入でポイントを貯める仕組みはどれも似通っています。

PASMO付帯クレジットカードを選ぶ際は、頻繁に利用する航空会社と鉄道会社、ポイント還元率、マイル交換レートを基準にして、自分にベストな一枚を選びましょう。


関連記事

記事一覧

クレジットカードの審査

学生のためのクレジットカード

おすすめのクレジットカード

マイルの貯まるクレジットカード

クレジットカードの基礎知識

クレジットカードの作り方