携帯料金の滞納はクレジットカード審査にどう響く?滞納してもカードを作る方法は?
携帯の利用料金を通話やネットの料金だからと甘く考えて、つい支払いを遅延してしまった…。
そんなあなたは今、以下のような悩みや疑問を持っているのではないでしょうか?
「携帯の利用料金の遅延が原因でクレジットカードを作れない場合はどうすればいいの?」
結論から言えば、携帯の利用料金の支払い遅延はクレジットカード審査に悪影響を与えます。
今回は携帯の利用料金の支払い遅延がクレジットカード審査に与える影響の度合いや理由を詳しく解説していきます。
また携帯の利用料金を遅延したもののカードが欲しい場合はどうすればいいのかも紹介していきます。
携帯の利用料金の支払い遅延はカード審査に影響する
携帯料金の利用料金を通話やネット利用にかかる料金だと考え、支払いを遅延してしまうとカード審査に悪影響があります。
携帯の利用料金には通話やネット利用料を含む基本料金に加え、携帯端末の分割支払金が含まれているため(携帯端末を分割払いで購入した場合)、支払いを遅延すると個別クレジットの返済遅延となるからです。
個別クレジットとは商品を分割払いで購入することで、経済産業省のページでも注意喚起されているように、その返済遅延記録は個人信用情報機関を通じてカード会社に共有されてしまいます。
クレジットカード会社からすれば、月々の支払いで遅延を起こすような人にはカードを発行したがりません。
そのためカード会社は携帯の利用料金(携帯端末の分割支払金を含む場合)の遅延記録がある申込者は敬遠し、カード審査を厳しくするのです。
しかしだからといって携帯の利用料金の滞納が即クレジットカードの審査落ちを意味するわけではありません。
クレジットカードのなかには消費者金融系カードと呼ばれる、支払いや利用の記録よりも現在の年収を重視した審査を行うカードがあるからです。
携帯の利用料金を滞納したのもののカードが欲しいというのであれば、「携帯料金を滞納した場合の対処法2選」で紹介するACマスターカードなど、消費者金融系カードを利用しましょう。
61日以上の遅延は5年間クレジットカードを作れない
携帯料金の支払い遅延が61日以上になると、ほとんどすべてのクレジットカードで最低5年間は審査に通らなくなってしまいます。
携帯料金の支払いを61日以上遅延すると、延滞という金融事故情報が個人信用情報機関のCICに記録として残ってしまうからです。
金融事故は経済的な信用を失墜させる行為の記録で、ほぼ全てのカード会社は審査時にCICの記録を確認し、金融事故の記録がある申込者を審査落ちにします。
また最低5年間カード審査に通らないのは、CICのページにもあるように、延滞の情報が完済後5年間残り続けるためです。
携帯料金の延滞記録がある場合、過去のクレジット利用履歴を重視する一般的なカード会社の審査通過は絶望的です。
というのもACマスターカードは貸金業法に沿った消費者金融独自の審査基準を設けており、現在の収入を重視しているからです。
そのため携帯料金の滞納故に審査通過に不安を感じているあなたには打ってつけの1枚と言えます。
ACマスターカード
年会費 | ポイント還元 | マイル還元 |
---|---|---|
無料 | 0.25% | – |
発行日数 | 海外旅行保険 | ETC年会費 |
最短即日 | – | – |
- 最短即日発行
- 年収重視の独自審査が特徴
- 3秒診断で仮審査が可能
携帯料金の滞納履歴を確認する方法
個人信用情報機関が保有する情報は本人のものであれば確認が可能なので、携帯料金をいつ、どれくらい滞納したかを確認することは可能です。
というのも金融庁のページ「金融監督等にあたっての留意事項について」に記載がある通り、個人信用情報機関は保護法ガイドラインに則り、消費者による本人情報の開示請求に応じなければならないのです。
① 機関は、本人から信用情報の開示の請求があったときは、適
切な開示等の措置(保護法ガイドライン第 15 条、第 18 条及び
第 19 条第2項の規定に基づく措置)をとる必要がある。
携帯端末の分割払いの返済履歴は、個別クレジットの情報を取り扱うCICに照会することで確認が可能です。
CICへの照会は公式ホームページの「情報開示とは(自分の信用情報を確認)」にアクセスすることで可能です。
ただし手数料が500~1,000円かかる点には注意が必要となります。
携帯料金を滞納した場合の対処法2選
携帯料金を滞納したことが原因でカード審査に落ちてしまったものの、クレジットカードを諦めきれないのであれば、以下の2つの対処法をオススメします。
次からは上記の各項目について詳しく解説をしていきます。
消費者金融系カードを申し込む
携帯の利用料金の滞納が原因でカード審査に落ちたものの、クレジットカードを諦めきれないのであれば、消費者金融系カードへの申込みをオススメします。
消費者金融系カードはクレジットやローンの利用履歴を重視する一般的なカードとは違い、貸金業法に沿った年収重視の独自審査を行っているからです。
消費者金融系カードには以下のようなものがあります。
・Tカード プラス(SMBCモビット next)
消費者金融系カードでオススメのクレジットカードはACマスターカードです。
ACマスターカードは消費者金融のアコムが発行しており、申し込み条件は”安定した収入を持ち、返済能力がある20歳以上69歳以下の方”となっています。
また年会費は無料で、利用額の0.25%がキャッシュバックされるお得なカードでもあります。
公式サイトでは年収・年齢・カードローン他社お借入状況の3項目を入力するだけで審査結果可能性を審査できる「3秒診断」も受けられます。
消費者金融系カードに興味を持ったら、まずACマスターカードを検討してみましょう。
ACマスターカード
年会費 | ポイント還元 | マイル還元 |
---|---|---|
無料 | 0.25% | – |
発行日数 | 海外旅行保険 | ETC年会費 |
最短即日 | – | – |
- 最短即日発行
- 年収重視の独自審査が特徴
- 3秒診断で仮審査が可能
デビットカードを作成する
消費者金融を含むすべてのカードに落ちたのであれば、最終手段としてオススメなのはデビットカードです。
デビットカードはクレジットカード同様にVISA加盟店などでの支払いに使えるカードでありながら、審査不要で発行できるからです。
デビットカードはカード利用と同時に銀行口座から利用額が引き落とされる、即時払い式のカードで、クレジットカードのような後払いではないために審査が不要となるのです。
デビットカードは100種類近くあり、以下のように大手都市銀行からソニーや高島屋などの有名企業まで、幅広い会社が発行を行っています。
・SMBCデビット
・三菱UFJ-VISAデビット
・イオンデビットカード
・ミライノ デビット
・みずほJCBデビット
・りそなデビットカード
・ANAマイレージクラブGLOBAL PASS
・Sony Bank WALLET
・タカシマヤプラチナデビットカード
デビットカードは年会費無料で利用できるものも多いため、気軽に利用出来る点でもクレジットカードの代替としてオススメできます。
まねーぶ・メディアディレクター
クレジットカード・電子マネーの専門家
2012年に株式会社GVのメディアディレクターに就任。
ユーザーファーストなお金のWEBメデイアとして「まねーぶ」を2018年に立ち上げる。
電子マネー、クレジットカードの情報を”とことん”分かりやすく発信します。
1級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)、CFP(R)認定者、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)、資産運用などにまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行う傍ら、執筆・監修業も手掛ける。